2007年02月28日

ドミソがハモれないワタシ

バンドやコーラスをやってるけど、いまいちハモらない。そんな経験ありませんか。
あ、ない。でもこの本は音楽に深く係る人には必携のスグレ本ですよ。

平島 達司:ゼロビートの再発見(ショパン・2004年・単行本復刻版)ゼロビートの再発見

故・平島 達司さんは元々エンジニアだけど音響学に造詣が深くて、「19世紀より前の音楽の響きは今とぜんぜん違ってた」って事を科学的に実証したばかりじゃなくて、沢山の一流の演奏家たちの活動をテクノロジーの面からサポートし続けた。

今、世間で使ってるピアノの調律は「平均律」といって、どんなキーも楽に弾ける半面、「コード(和音)がいつでも少しだけ濁っている」。大多数の人は小さい頃からこの音を刷り込まれちゃってるので、ピンと来なくなってる。

一方、モーツァルトが弾いてた音は「古典音律」だったから、コーラスやストリングスのアンサンブルと同じで、透明なハーモニーだった。それに、キーを移動すると、音色の感じまで変わっちゃうというものだった。
つまり「ハ長調(Cメジャー)の音色」、「変ホ長調(Eフラットメジャー)の音色」っていうものが実在したんだね。
昔のヨーロッパ人は、ずいぶん豊かな音の世界を楽しんでたらしい。

「ゼロビート」というのは、濁り(音のうなり、ビート)がない、ピュアで透明な音の状態のこと。

つまり、現代人の大半は「ドミソ」のホントの響きが分からなくなっているんだな...続きを読む
posted by Francisco at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 良書百選 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キリストの墓??

1980年に発見された、イスラレルのタルピオットという所にある古墳がイエス・キリストとその家族のものである可能性があると、米・Discovery Channelが言ってて、3月初めには特別番組を放送予定だそうだ。

 →「キリストの墓」発見か――「妻」マグダラのマリアと息子も?(ITmedia News:070226)

 →キリストの「本当の墓」発見?=米監督が映画化計画、教会は反発(時事ドットコム:070226)

 →学者ら反発もキャメロン監督「イエスに妻子、墓も別の場所」(イザ!:070228)

このニュースに、作家サルマン・ラシュディ氏が「悪魔の詩」でイスラム諸勢力から死刑宣告を受けたり、
メル・ギブソン監督が「パッション」騒ぎで芸能界を干されかかったことを思い出した...続きを読む
posted by Francisco at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月27日

液体彫刻

ひええっ!キモイのに気持ちよすぎ。

液体が生き物のようにCGのように立ち上がり、身をくねらせ、舞い狂う。

 →動画:磁性流体が音に反応したり螺旋を駆け上がったりするムービー(gigazine様:070216)Pulsate
youtubeへのリンクがあります


 →作品紹介:脈動する磁性流体アート(日経サイエンス:2007年3月号)MorphoTower


メディアアーティストの児玉幸子(こだま・さちこ)氏が、「磁性流体」を応用したメディアアートを展開している。

 →児玉氏の公式ページ
磁性流体のアートプロジェクト「突き出す、流れる」
Magnetic Fluid Art Project "Protrude, Flow"


科学とアートって、やっぱり感動の根っこはひとつなんだね。
しかしこんな使い方があったとはねえ...続きを読む
posted by Francisco at 01:27| Comment(0) | TrackBack(1) | デザイン・建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月25日

わら一本の革命

人の生き方を変えるかもしれない本って、こういう本だと思う。
福岡 正信:自然農法 わら一本の革命 (春秋社・1975年・単行本)わら一本の革命

スーパーで野菜・くだもの・魚やその加工品を手に取ると、実に色んな国からはるばるやって来ていることがわかる。
こうしている間にも、どこかでお腹を空かせて泣いてる子供がいっぱいいるんだろな。

「自然農法」という農業のかたちを実践する福岡 正信氏。
農業を哲学にまで高め、海外ではものすごく有名で尊敬されている人だ。
カンタンに言うと「耕さない。」「除草しない。」「無肥料。」「無農薬。」と言うこと。
種をまいた後は人の手をかけず、自然の力にまかせてしまう。
「雑草と作物」っていう区別はそこにはない。色んなものが共存してちゃんと育つのだそうだ。
極貧の土地でも可能な、世界の食糧問題を解決する切り札として注目されている。

国際砂漠防止会議に招きで自然農法による砂漠化防止の指導をし、アフリカ・アジア・アメリカ・ヨーロッパ各国で、タネ入りの粘土団子を空から蒔く自然農法を説いて回っている。
この地球緑化の取り組みが評価されて、88年にインドの「最高栄誉賞」、フィリピンの「マグサイサイ賞」など数々の国際的な賞を受賞している。

この本は世界17か国で翻訳されてるのに、ナゼか福岡氏は日本でだけは殆ど知られていない...続きを読む
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腸の中の宇宙

プレーン・ヨーグルトって優しい味わいで美味しいね。今朝も食べた。

 人間の体の細胞は60兆個。でも腸の中の細菌(バクテリア)は100兆個!
カラダの細胞をはるかに超える数の命がヒトの健康を支えている(*)。

これって、結構すごくない?

 →光岡 知足:健康長寿のための食生活(岩波書店)健康長寿のための食生活


 もひとつ→光岡 知足:老化は腸で止められた
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posted by Francisco at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 良書百選 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月24日

「おふくろさん」と危機管理

昨日は母の一周忌だった。世代のバトンタッチは世のさだめとはいえ、やっぱり自分の身内となると、欠落感が懐かしさに変わるには、それなりの時間が掛かりそうだ。

折しも今話題の「おふくろさん」。
歌手・森進一氏が歌の冒頭にオリジナルの「語り」を加えてライブの時に歌っていた事に、作詞家で森氏の師匠の一人、川内康範氏が「無許可の改変」と異議表明。
ついに「自分の作った歌は歌わせない」とまで言う騒ぎになっている。

森進一、押し掛け謝罪も門前払い「謝るところは謝りたかった」(サンケイスポーツ:070224)

川内氏によると、自分の母親に対する感謝の気持を綴った、特に思い入れの深い作品なので、改変は残念だと言うことだ。
 でも、ライブバージョンが出来たのは30年も前だそうだ。何で今頃こんなにこじれちゃったんだろう...続きを読む
posted by Francisco at 18:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・エンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

すげーな、カーボンナノチューブ。

東京大学+産業技術総合研究所のチームが、一つの分子が動いてる所を撮影成功。おおお。
ミクロのストロー状の分子、「カーボンナノチューブ」に閉じ込めて、
分子が回転したり、2本の足をバタバタ動かしたりする様子を、40秒の動画に撮ったとか。

動く分子、初めてキャッチ 東大など「閉じこめ作戦」(asahi.com:070223)


→詳しい画像はこちら小さな分子の形の変化を直接観察(産業技術総合研究所(産総研):070223)

またもや日本チーム、お家芸発揮ですね(^^)V ...続きを読む
posted by Francisco at 04:10| Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンス・環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月23日

黒川紀章氏 都知事選出馬か?

寝耳にミミズ(気持悪っ)ですよね、石原さん。

建築家・都市計画家の黒川紀章氏が2/21、東京都知事選への出馬の可能性を表明し、波紋を広げている。

都知事選について

その立候補の条件が興味深い。
「石原都知事が立候補を辞退しない場合には、都知事選に立候補する。」というものだ...続きを読む
posted by Francisco at 07:23| Comment(0) | TrackBack(2) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月22日

Cube萌え

Appleが遠からず、新設計されたMac Proを出すらしい、というウワサが世界のMacファンの間を飛びかっている。

Mac de Life様/070219:新Mac ProってCube?


新Mac Proは小型で大幅に高速化され、排熱はかつてのG4 Cubeみたいに上部の排気口から出すらしい。
もちろん口の堅いAppleの事だから憶測の域を出ないけれど。

G4Cube01.pngこれって、やっぱり待ち望んだCubeの再来かもしれない!
などど、「立方体マニアのスティーブ・ジョブス」の足跡を見つめて来たMac好きなら、パブロフの犬状態で反応してしまうんだけどどうだろう...続きを読む
ラベル:g4cube CUBE Mac
posted by Francisco at 13:16| Comment(0) | TrackBack(1) | Mac・IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

細菌メモリ

バイオテクノロジーの世界は信じられないスピードで進んでいる。

生きた細菌にデータを保存 慶応大などのチームが開発(asahi.com:070221)

 ナンと、生きた細菌(バクテリア)のDNAを「メモリ」として使い、ICタグみたいに好きな情報を埋め込めるんだそうだ。
チップやディスクと違って、その種(品種)が絶滅しない限り遺伝情報は親から子へずーっと伝わるから、数百〜数千年はもつんだとか。
突然変異(進化)でデータが置き換わることについては、数種類の違う信号で書いて離れた場所に組み込めば、高確率で照合できる。

 産業で使われる細菌の株(作物の品種)が海賊版かどうかを見分られれば、特許管理のビジネスに役立つそうだ。
生き物にデジタル署名をする発想を聞いた時、ナゼか「ブレードランナー」に出てくる、レプリカントのヘビを顕微鏡で見たらウロコ1枚1枚に「MADE IN JAPAN」て書いてあるシーンを思い出した。
あれは笑うところ(日本を皮肉って)だったし、ロボットだったが、今度はちょっと複雑な気持ち...続きを読む
posted by Francisco at 13:04| Comment(0) | TrackBack(1) | サイエンス・環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月20日

のだめカンタービレ、快調。

読みましたよ。のだめカンタービレ・17巻。
パリで武者修行を続けるのだめと千秋。ますますもって不器用な二人。
音楽家への目覚めとシビアな現実が交錯する中で、いつしかすれ違いが?
物語はますます目が離せない展開…とまあ、ネタバレ禁止と言うことで。
→ちょこっと解説はこちら「マンガ続刊読破」様:のだめカンタービレ#17

ドラマにアニメに破竹の勢いの、まさに「のだめ現象」。
たくさんの人がクラシック音楽の宝箱を開くいいキッカケになって、二ノ宮さんはいい仕事してると思う。

本巻では
「ベートーヴェンの交響曲第4番」、
「バッハのチェンバロ協奏曲第1番」、そして、
「チャイコフスキーのロミオとジュリエット」が取上げられている。

どれも本物中の本物。文句なしの名曲だ。
今日はこのうち2曲、お気に入りの演奏を紹介します。続きを読む
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2007年02月18日

健康酢

長年の不摂生につれて、順調に尿酸値が出世中。高血圧も中性脂肪もこんにちは。相乗効果が期待できそうです。
という訳で、ビールはダメと言われてもアルコールはそうそう減らせない分(なんでだ?)、塩分・糖・脂質や、プリン体を減らすために、よく酢を使うようになった...続きを読む
posted by Francisco at 23:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月17日

カエル、嫌いですか。

もうすぐ啓蟄。
暖冬のせいもあって、じきに小さな生き物たちが春の訪れを告げてくれるだろう。
今年もカエルたちのにぎやかなプロポーズ合戦が見られるだろうか。

というのも、世界的規模で生態系に大変な緊急事態が発生しているのだ。致死率90%以上の「ツボカビ病」が世界のカエルの間に広がっており、ついに日本にも上陸してしまった...続きを読む
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2007年02月16日

iPod 修理記

 医師に「おぢさん運動不足ですよー」と言われ、この頃ちょくちょく職場から自宅までの
4km程を歩いて帰るようにしている。
そんな時のお供・我がVintage iPodは、5年モノの第二世代(10GB)。
この巨大・激重な機種を、電車の中で中高生がモノ珍しそうに見るのは楽しいのだが、
バッテリーが帰り道の1時間、最後まで持たない。メーカー公称は10時間なんだけど。
おまけにリモコンのイヤフォンジャックは接触不良。

 母艦G4 Cube(1.2GHzに改)は、未だにOS9.2.2とOSX 10.4.7 Tigeのデュアルブートにしてあり、
好みの音楽が昔のパーティションに沢山あって、OS9で動くiPodとiTunesがいまだに捨てらんない。
最新の”iTunes7”用に楽曲のタグを修正してゆくなんて気が遠くなる。
→(iTunes7導入に奮闘する人の話)

 奥さんが見かねて「ピンクのWalkman STICK、貸したげようか?」などと言ってくれたり。
ピンクはちょっと(-_-;) だいいちMacにつながんないし。
元々中古品で買ったからメーカーサポートは当てにできないし。
そんなこんなで、ついにこないだ自分でいぢりましたよ、ええ...続きを読む
posted by Francisco at 08:33| Comment(0) | TrackBack(0) | Mac・IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月15日

ペコちゃん焼き

花街の面影をうっすら残す東京・神楽坂の牛込見附という一角に、
ペコちゃん焼き」を売っているお店がある。いや、以前あった。
モノとしてはタイヤキや今川焼き(大判焼き)と同じ類のものだけど、
ペコちゃんの顔が3Dで超リアルにかたどられてて、しかもウラ返すと
後頭部の髪の毛の流れ具合のディテールまで作りこんである。
初めての人は、かじる前にペコちゃんと目が合うと一瞬躊躇して、
「ペコちゃん、ごめんよ。」
という優しい気持ち(?)になってしまう…(w続きを読む
posted by Francisco at 13:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月14日

アーユルヴェーダとケータイ

今日は節々が抜けるようで朝なかなか起きられなかった。
3連休中風邪気味だったし…気を抜いたのがいけなかった。
ヤヴァイ箇所にピッ(;´Д`)と当てただけで
ツボと直接データを送受信→症状を即改善
こんなケータイってないだろうか。直せなくとも診断結果を出力するだけでもスゴイ。
そんなもんが出来たら間違いなく人類史上最大のヒット商品の一つになるんだが。続きを読む
posted by Francisco at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

お家芸、再び

日本人研究者が発見した物質、カーボンナノチューブ。
そしてこのたび、再び日本人が大量生産の実用化にメドを付けたそうだ。ちょっといい気分。

炭素分子が中空のカゴ状に並んだ細長い管が、無限の可能性を秘めている。続きを読む
posted by Francisco at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンス・環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月12日

ブログ開設

きょう2007.02.12 遅まきながら第一歩を記した。
こんな事する気になったのも、3連休のお蔭だ。

世間には色んな無料ブログサービスがあるけど、
容量に惹かれたのと、ひろゆき氏をちょっと応援する
気持もありここを選んでみた。

あまり更新頻度は気にしないで、ぼちぼちやって行こうか。
posted by Francisco at 13:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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