4km程を歩いて帰るようにしている。
そんな時のお供・我がVintage iPodは、5年モノの第二世代(10GB)。
この巨大・激重な機種を、電車の中で中高生がモノ珍しそうに見るのは楽しいのだが、
バッテリーが帰り道の1時間、最後まで持たない。メーカー公称は10時間なんだけど。
おまけにリモコンのイヤフォンジャックは接触不良。
母艦G4 Cube(1.2GHzに改)は、未だにOS9.2.2とOSX 10.4.7 Tigeのデュアルブートにしてあり、
好みの音楽が昔のパーティションに沢山あって、OS9で動くiPodとiTunesがいまだに捨てらんない。
最新の”iTunes7”用に楽曲のタグを修正してゆくなんて気が遠くなる。
→(iTunes7導入に奮闘する人の話)
奥さんが見かねて「ピンクのWalkman STICK、貸したげようか?」などと言ってくれたり。
ピンクはちょっと(-_-;) だいいちMacにつながんないし。
元々中古品で買ったからメーカーサポートは当てにできないし。
そんなこんなで、ついにこないだ自分でいぢりましたよ、ええ....
初めてiPodの筐体を開けた。
世間では専用のプラ製ヘラや、テーパー加工した古クレジットカードを使うらしい。
めんどくさいので横着して脇腹からドライバでこじったら、案の定キズが。
おまけにツメが1個折れた。_| ̄|○ うぅぅ
ジャックが並んでる短辺方向からやんないと、特に硬い道具でやる時は、必ずキズ付くとの事。
だから最初に調…(ry
気を取り直して、バッテリーの電源ジャックを抜き、MacのFireWire(IEEE1394)ポートから、
工場出荷状態にリセット。
↓
一旦Macから外して、バッテリーを再接続。各端子廻りにハンダの浮きや割れがないのを確認後、
ハコを閉めて、いわゆる「復活の儀式」終了。
ついでにステンレス部分をカー用コンパウンドでピカピカに。あとは普通に曲の書戻し&充電。
↓
この時代の機種では、ホントの電力消費と、iPod内の残量モニタの数値が段々ズレる、ってのが
再生時間問題の主原因っぽい。
儀式のポイントとしては、バッテリーが完全に「あがってる」状態にする事。
うちのは放置期間が長かったせいで放電し切ってると読んで、リセット効果に望みを賭けた。
お次はリモコン。これってどーやってバラすんだ?検索しても見つからないし。
諦めてマイナスドライバの細いのを、クリップの所のヒンジに差込み、テコの原理でそーっと上にコジコジ。
ちょっとビビったけど、無事分離。
Appleって、ユーザが開けることをカタクナに否むよーなデザインするよねえ。
改めてポリシーの徹底ぶりに感心。
聞いてはいたけど、ジャック端子がホントに「基板のパターンにだけ」(基板はMITSUMI製)ハンダ付けしてあり、あとはどこにも止まってない。そんな無茶な設計しちゃダメだよう...
4つの足のうち3つが完全に外れ、残る一つも順調にハンダ割れ進行中。
こりゃあ聞こえんわけだわ(w。
幸い、パターン自体は基板に付いたまま、ハンダ側が疲労破壊してた。
ハンダ超テンコ盛りで再取付。
こんなに盛ると応力分布が逆転して、今度は基板のパターンが剥げちゃうかしらん。
ケースを嵌め直すと、芋ハンダのせいでプラスティックが閉まりきらず浮いてる。
てことは、再ハンダ部分がケースに押さえつけられてるって事ね。
好都合なので安全優先でハンダは削らず、外観は良しとしました。
結果は……☆リモコン復活!!
☆バッテリーは交換しないでも5時間くらい持つようになった。
もうしばらく今のままで行けそうな感じ。
(でも、在庫ヤバそうだから結局社外品の大容量バッテリーを1個買い、件のは保守用に。)
それにしてもiPodって丈夫だ。散々落としたり、ぶつけたりしたけど、現役バリバリ。
(^^; ってことは、これって。。。ちまたで打ち棄てられたモノのうち、実は結構な数が
まだ充分行けるって事ぢゃないだろうか。Appleときたら商売上手なんだから...
昔の機種が逝っちゃった人、保障期間終わってるなら、ダメ元でいぢってみる価値あるかも。
ただし、メーカーのアフターケアが効かなくなるのでくれぐれも自己責任で。
とは言いつつ、進化の果てにホイールだけになってしまったShuflle第2世代・色付きバージョン……
やっぱりかっこいい。(これは車で轢きつぶしても動作するらしい)
参考サイト→iPod Style様:ここの情報量はハンパぢゃない
修理動画!いい人がいるもんだ。
(第2世代は現在作成中らしい)→GIGAZINE様:iPodのバッテリーやHDD換装の仕方解説ムービー
Apple関連最新情報なら→マク様:究極の超脱力系Macサイト