という訳で、ビールはダメと言われてもアルコールはそうそう減らせない分(なんでだ?)、塩分・糖・脂質や、プリン体を減らすために、よく酢を使うようになった....
プリン体(イノシンやグアニン等)は命の元である核酸(DNA/RNA)の主要成分だからあらゆる食べ物に含まれてる。これが濃いほど命の恵みにあふれ、うまいのだ。
元々薄味には慣れているつもりだったが、世の中にあるカツオ・シイタケみたいな「ダシ」の大部分を減らせと言われると、食い意地の張った自分としては結構辛いのだ。
イクラやフォアグラだったらそうしょっちゅう食べるもんでもないからいいけど。
焼魚だってカワがうまいんだよね。光ってるのはグアニンだったりするし。
また、プリン体が含まれてなくとも、調味料によくある○○酸ナトリウムは、血圧への作用は食塩と同じだ。ビタミンCのタブレットだって、アスコルビン酸ナトリウムと、カルシウムの2タイプがあるから、理解して買わないと知らず知らずのうちに塩分を摂ってたりする。
しかし、工夫するうち、旨み成分はスパイスでは補えないけど、酸味で少しはゴマカル事も経験的に分った。
折しも酢が大人気。どのメーカーも商社も、とにかくカラダにイイ!ってノリで宣伝がすごい。
でも自分は飲用の「なんたら健康酢」の類は、まだあんまり買ったことがない。
確かにオリーブオイルや岩塩と同じで嗜好品として見れば値段の分だけ美味しいが、酢酸だってモル当りの炭素の量はエタノールと同じだし(酒が腐ってできるんだからさ)、沢山摂ればカラダに溜まる脂は同じはずだ。
しかし、酸っぱくてそうそう大量摂取できるものでないので、結果としてその分ダイエット効果が現れるだけの事だろう…
なーんて理由を付けてはいるけど、ホントはサイフのヒモと相談してねじ伏せる度胸がないんだな。これが。一度足を踏み入れるとズルズルはまりそうだし。
明日のお昼は紙パックの黒酢ドリンクでも飲もっと。
かくして微妙な「負け組感」から目をそむける日々(-_-;)