2007年02月20日

のだめカンタービレ、快調。

読みましたよ。のだめカンタービレ・17巻。
パリで武者修行を続けるのだめと千秋。ますますもって不器用な二人。
音楽家への目覚めとシビアな現実が交錯する中で、いつしかすれ違いが?
物語はますます目が離せない展開…とまあ、ネタバレ禁止と言うことで。
→ちょこっと解説はこちら「マンガ続刊読破」様:のだめカンタービレ#17

ドラマにアニメに破竹の勢いの、まさに「のだめ現象」。
たくさんの人がクラシック音楽の宝箱を開くいいキッカケになって、二ノ宮さんはいい仕事してると思う。

本巻では
「ベートーヴェンの交響曲第4番」、
「バッハのチェンバロ協奏曲第1番」、そして、
「チャイコフスキーのロミオとジュリエット」が取上げられている。

どれも本物中の本物。文句なしの名曲だ。
今日はこのうち2曲、お気に入りの演奏を紹介します。トビラ絵の背景の楽譜: ベートーヴェン/交響曲第4番の第1楽章
 雄大な序奏を終え、ティンパニの地響きとともにオケが一気に走り出す瞬間のページです。
登場人物の役づくりにマッチするように、こんな所にも小粋な設定が。
タダの絵柄じゃないんだね。二ノ宮さん、毎回「詰め」がキッチリしてるなあ。

本日のおすすめ

1. ベートーヴェン:交響曲第4番//カルロス・クライバー指揮/ バイエルン国立管弦楽団CarlosKleiber BeethovenSiebte

これはベートーヴェンの4番演奏史上のひとつの頂点だ。
手元にあるオリジナル版LPのタスキには、「ここでカルロス火を噴いた」って、殆ど意味不明のキャッチが書いてある(^^; って、クラシックでこれはちょっと異常。

 カルロスも既に亡くなり、レコーディングから25年も経つのに、この1982年のミュンヘン・ライブ盤を超える演奏はまだない。
圧巻は最終楽章の怒涛のようなラスト。カルロスの信じ難い加速にファゴットが殆ど落ちながら(*)ギリギリでなだれ込むあたり、アマチュアオケの経験がある自分など、背中にじっとり汗をかいてしまう。
真一はいつか父もビエラも超え、巨匠となるのか??

ちなみにカルロスの父、エーリッヒ・クライバーも音楽史に名を残す巨匠指揮者でした。


2. バッハ:チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052//
  リナルド・アレッサンドリーニ(チェンバロ・指揮)/ コンチェルト・イタリアーノ

 レーベル:仏OPUS111(オーパス・ワンイレブン)
 製品番号:OP30-153
 輸入元:東京エムプラス
 J.S.バッハ:「チェンバロ協奏曲集I」

これはもうまるでロック。スコーンと青空へ抜ける怪演。
チェンバロも弦楽器も当時と同じタイプの「古楽器」というモデルを使いながらも、徹底的に楽譜を見直して、バッハ演奏にこびりついた手垢をすべて一旦リセットしている。
300年も前にこんな「新しい」音楽があったのかと、何度聞いても驚いてしまう。

 漫画の中では、大ホールで大勢のオーケストラと張り合う必要から、ソロはチェンバロではなくピアノで弾いている。
18世紀までの楽器は、主にサロンや教会で弾かれたので、音色は今のものより変幻自在だけど、大きな音量が出ないのだ。

※マイナーレーベルの為、残念ながらアマゾンの新品にはラインナップがありません。
ごめんなさいm(__);m 大きなCD屋さんで見つけるか、お取寄せ、またはネットオークションでトライしてみて!


*豆知識…
落ちる:演奏について行けず脱落する事。死活に直結するので、プレイヤーが最も恐れている状況。
念のため弁護すると、それじゃなくとも苦しいベト4の、特に終楽章のラスト部分は、現代の高性能なファゴットでもクリアするのが超ハードで、ファゴット奏者にとってはやっかいな「鬼門」となっている。
 ベートーヴェンは殆ど演奏不能な一節を時々書く。楽器の事を知り尽くしてるくせに。
頑固な人だったらしいから、自分の「音」にこだわって確信犯としてやったのだと思う。
posted by Francisco at 01:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・エンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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