液体が生き物のようにCGのように立ち上がり、身をくねらせ、舞い狂う。
→動画:磁性流体が音に反応したり螺旋を駆け上がったりするムービー(gigazine様:070216)
youtubeへのリンクがあります
→作品紹介:脈動する磁性流体アート(日経サイエンス:2007年3月号)
メディアアーティストの児玉幸子(こだま・さちこ)氏が、「磁性流体」を応用したメディアアートを展開している。
→児玉氏の公式ページ
磁性流体のアートプロジェクト「突き出す、流れる」
Magnetic Fluid Art Project "Protrude, Flow"
科学とアートって、やっぱり感動の根っこはひとつなんだね。
しかしこんな使い方があったとはねえ....
磁性流体は、液体に磁性体の粉(鉄の化合物)を混ぜ、磁気に反応するようにしたもの。
普段はただの黒ペンキみたいだけど、ひとたび磁石に近づけると、磁力線に沿って生き物のようにトゲを出したり、下から上に流れたり異次元的な振る舞いをする。
磁気で吸い付けておけばどんな形にでもなるから、身近な所ではパソコンや携帯プレーヤーのハードディスクの軸受けなんかで活躍している。
→磁性体メーカーのページ 株式会社フェローテック
そういえば学研の学習雑誌の付録に、磁性流体を磁石で動かして遊ぶ「ぞよよ」だったか「ぞわわ」って言う、凄いセットがあったっけ(99年)。
→ホントの教材。 磁性流体観察器
今ではオトナのための癒し(?)グッズも売ってる。ペン立てなんだけれど、ペンを挿すと磁石が押されて容器の中でビニュッと液がとんがる。
→結構欲しいかも(w) MACH ART ナノ ヴィジョン ペンホルダー
ダ・ビンチの時代は科学者とアーテイスト・ミュージシャン・建築家なんかのボーダーがずっと低かったらしいし。
再びこういうワクワクする世界をどんどん共有できる時代になって行くと素敵だなあ。