厚労省いわく「統計をとっても異常行動とタミフルの因果関係がハッキリしない」そうだけど、失言大魔王の厚労大臣の言ってる事を真に受ける人は、もうこの国にはいないよね。
インフルエンザから来る脳炎や脳症で異常行動が起きるなら、とっくに昔から問題になってなきゃおかしいんじゃないの?
なんか腑に落ちないけど、新聞やテレビがホントにヤヴァイ真相を報道できるわけがないから、検索すると...出るわ出るわ。
もう、調べれば調べるほどガッカリしちゃう。
まず、政府はアメリカに気を使ってるらしい。タミフルに重大な副作用があっちゃマズいみたいだ。
→インフルエンザ治療薬タミフルを緊急規制しない政府はアメリカ様の利益を考えてか。ここまでアメリカの植民地根性がしみこんだ政治屋や役人は廃棄処分しかないようだ
(株で儲けて温泉だ様:070227)
イラクに大量破壊兵器がないことがバレてクビになっちゃった、ラムズフェルド元米国防長官は、1988年からブッシュ政権に入閣するまでの間、製薬会社「ギリアド社」の役員だった。会社は辞めたけど、もちろん株をドッサリ持ってる。
鳥インフルエンザ騒ぎが起こる前の2003年頃、ギリアド社は赤字気味だったのに、2004年度、タミフルの売り上げが前年比4倍の4460万ドルになって大儲け。そこからは倍々ゲームで笑いが止まらない状態に。ラムズフェルド氏は2004年度に株の一部を売って500万ドル以上稼いだ。
当然ブッシュLOVEな小泉政権を引き継いだ今の政府が、米政府とそのロビイスト達の機嫌を損ねるような事ができるはずもない。
日本は(アメリカの経済に貢献するために)ドンドン買って備蓄しろって言われて、使えなくなったら大騒ぎだものな。やれやれ....
さらに、統計データが都合のいいように処理されてるっぽい。しかも去年の秋に既に指摘されてるし。
→厚労省研究班の報告書の撤回を求める要望書を提出(医薬ビジランスセンター NPOJIP:061117)
確かに身の回りで、苦しくて辛いインフルエンザがタミフルで早く直るのを見ると「おおっ、すげー!」とは感じるし、新薬は有難いものだと思う。
ただ、数字の根拠がハッキリしないって理由で先延ばしするのは良くない。国民の命が懸かってるんだから。危険性があるなら、国としてしっかり告知するのが当り前だろう。その上で、「思春期の人に飲ませたら、何時間以内は誰かがそばに付いてること」位のことをルールとして徹底すればいいじゃない。
あと、クスリのカプセルに使われてるゼラチンについても、国内のブランドでパッケージされてるものは生産国に日本からカプセルを持ち込んで詰めてもらってるそうだけど、直輸入品はアメリカ牛肉骨由来のBSEリスクの高いゼラチンが混じってる可能性が高いし。これもウヤムヤみたいだけど、どうなったのかな。薬飲んで脳がスカスカになって死んじゃったらシャレにならないって。
それに、備蓄するなら1種類に頼らない方がいいんじゃなかろうか。
他のクスリにもカネを配分してバランスよく計画を立てとかないと、ホントにパンデミックな(全世界規模での爆発的な)流行が来たときに、タミフル耐性ウイルスが勢力を伸ばしてたら...
ううう。考えると寝られなくなって風邪ひいちゃいそうだ。
3/15追記:
タミフルの開発元・ギリアド社が特許を持ってる関係で、中外やロッシュの売上からも莫大なロイヤリティが転がり込んでるらしい。(どうやら10%)
あと、シュルツ元米国務長官もギリアドの役員の出身で、ドッサリ株を持ってるとのこと。
ヨーロッパがタミフルの使用に慎重になればなるほど、日本への売込み攻勢は盛んになりそうですな。やれやれ。