「温暖化対策しないことで安く作れた鉄鋼」をみんなが買っちゃえば、地球規模で温暖化が進んじゃうでしょ、とも提言。
→温暖化ガス削減「米中印も参加を」鉄鋼連盟が提言(asahi.com:070329)
確かにひでえ。どんどん言ってやれ。
経営の事情がホンネなんだろうけど、正直に環境問題と捉えてもスジが通ってる。
↓こないだドイツ・ポツダムで開かれた環境サミットでもドイツ環境大臣から文句がついた。
ガブリエル独環境相、地球温暖化対策が遅れているのは米国に姿勢に原因(Technobahn:070319)
何しろアメリカの与党サイドはロビイストの圧力で「温室効果自体がウソッパチだ」ってふれまわってるからねえ。恥ずかしいよねえ。
もう、こうなったら個人個人が「自分が出した分のCO2は責任持って片付ける」しかないのかな....
東京の一主婦が「個人でCO2をチャラにする」ことに目覚めたリポート。
→CO2相殺 出した分は自分で減らす脱温暖化社会へ―「京都の約束」まで1年(asahi.com:070115)
ヨーロッパのエコ事業勉強ツアーに参加したら、自分がジェット燃料でCO2を往復2トンも出してた。
こりゃ本末転倒だと思い、NGOの植林プロジェクトでその分を相殺してもらった。(4000円でマツの苗木300本)
自分が出した分のCO2は20年で森の一部になる。
敏感なアーティストでは、すでに自分のビジネスで実践してる人もいるんだって。
自分からやる。これが一番かっこいいよね。
一青窈さん:昨夏のコンサートやベストアルバム作製にかかったエネルギー分のCO2をアフリカ・ウガンダでの植林で相殺。
坂本龍一さん:グリーン電力証書(風・太陽・バイオなどのエネルギー事業支援)を活用して相殺。
ヒトが生き残るためには、自分の出した温暖化ガスを処理するのに対価を支払うのを義務化するのが結構有効かも。
水を飲むために水道料金を払うように。
豆知識:「京都議定書」
1997年、国連の地球温暖化防止京都会議で採択。
アメリカとロシアが逃げ回ってたせいで05年になって発効(ロシアが観念した)。
段階を追ってみんなが温室効果ガスの排出量を減らそう、っていう全体の枠組みを決めた。
まず第1約束期間の2008-2012が来るまでに先進国が頑張って排出量を1990年比で5%減らす。
そこで法的拘束力のある数値目標を各国毎に割り振り。
頑張る順に言うと、
EU 8%
米国 7%
日本 6% 等
具体策として「京都メカニズム」を決めた。
「みんなで木を植えよう」
「おカネのない国を助けることで、既に頑張ってる先進国より安いコストで全体の排出を減らそう」
などなど。
…なんだけど、最大の排出国アメリカはいまだにシカトし続ける。
(連邦政府とは別に、心ある200都市以上が独自に京都議定書を批准している。)
日本はとゆーと、批准してはいるけど
2005時点で減るどころか8.1%増え、目標まで14%開いちゃってるそうだ。
約束期間開始は2008年か。あと1年じゃたどり着かないか。
紹介記事は http://eko99.blog75.fc2.com/blog-entry-90.html です。
これからもよろしくお願いいたします^^