イヤな報せばかりが飛び交う今日この頃ですが、久々にココロが大空に拡がるようなニュースです。
→ヨーロッパ南天天文台、地球から20光年の彼方に地球型の惑星を発見(Technobahn:070425)
あっぱれ、ヨーロッパ南天天文台(ESO:European Southern Observatory)チーム!
(今回観測に使ったESOのラ・シヤ山観測所La Silla Observatoryは、南米チリにある)
地球からてんびん座方向、20光年にある赤色矮星「グリーゼ581」の周りを13日周期で公転。
半径は地球の1.5倍、重さは約 5倍と推測。
で、何より興味をそそるのは、表面温度が0〜40度前後の可能性がある事。
重さと密度から言って、ガス惑星(木星・土星型)じゃなく、岩石惑星(地球・火星型)みたい。
恒星は質量が軽い星ほど寿命が長く、赤色矮星の場合は理論上、兆の単位とも言われる。
太陽クラスの恒星は100億年で死んじゃう(いま50億歳)のと比べても、生命を生み育てる時間尺度は申し分ない。
もしこの星に大気と水があれば、液体の水が存在するかもしれない。
ひょっとして水と炭素を代謝する生命が … なんて思っただけで夢がふくらむなあ \(^^)/ .
惑星は赤色矮星のすごく近くにあって、距離は地球と太陽間の約14分の1。
でもって、この惑星の1年は地球時間でたったの13日。
(フィギュアスケート選手が腕を縮めると、ギューンとスピンが速くなるのと同じ原理)
でも赤色矮星という恒星は太陽の1/3以下の大きさで、表面温度は3500度くらいしかない(太陽は6000度くらい)から、この惑星の表面温度は地球並みらしい。
惑星が恒星の前を横切る際の、かすかな光のちらつきを色んな波長域で観測して、存在を突き止めたんだそうだ。
ESOは数年前から、惑星がありそうな恒星を調べては、驚くような発見を次々にして来た。
科学者たちの歩く道は、地味な、気の遠くなるような観測と検証の積み重ねだろう。
「この世の秘密」を知りたいっていう情熱だけを、ともし火にして。
勇気をもらった世界中の研究者たちが、競争したり合流したりして、これからも新しいナゾを一つ一つ解き明かしていくんだね。
宇宙観測では、ひとつ見つかったって事は、実は大変な事なんだよ。
他にもきっと無数にあるだろう、って事が暗示されたわけだから。
現在の技術では、一人の人間の寿命のうちに、光の速さで20年もかかる星まではとてもたどり着けない。
SETI(地球外知的生命体探査 )も、一番大掛かりなアメリカではいつの間にか立ち消えになっちゃったし。
(今は世界のボランティアが、PCの空き容量をネットワークし合って"SETI@home"Projectを地道に続けている。)
でもいつか、「生命は宇宙にありふれた現象だ」ってことになるのかもしれない。
生命体がいるかどうか以上にいま大切なのは、危機的なヒトの生息環境を考える上で、他の星を知ろうとする努力がきっと役に立つだろうこと。
だから、今すぐ産業やカネ儲けに応用できなくても、こういう研究の予算を取り上げちゃあ、いけない。
そして宇宙のどこかの、まだ見ぬ兄弟たちへ。
いつか会える日が来るまで、お互い滅びないでいられたら素敵だね。












この遠大な宇宙の話しに対して、あまりにちまちました世界の話しをTBしてしまいました。
申しわけありません。