(“仕事術”スペシャル Part3:2007年5月1日放送分)
京都のー流料亭の料理長、徳岡邦夫さんが伝授する「ご飯の炊き方」。
今、ネット上でちょっとした話題になっている。
目からウロコの連続。
傷つくと不味くなるから米は研がずにソーっと洗う。
洗ったあと含水率が均一になるよう1時間は寝かせ、半乾燥させる。
さらに1時間水に浸す。
火にかけたら沸騰寸前にナベ底からかき混ぜちゃう。
弱火で仕上げたら、蒸らさないでスグ頂く。
最初の水はヌカ臭いからスグ捨てる、ってのだけは知ってたけど、他は世間の常識とことごとく違うじゃないの。
で、その味は。。。
あらら、取材の住吉アナ、感動のあまりポロポロ泣き出しちゃった。
なんかこっちまで胸が熱くなる。
プロのアナウンサーが収録の本番で泣いちゃうんだから、よっぽど美味しかったんだろう。
モノを作る人の本気と、受け取る人の本気が重なった瞬間。
こういうハプニングが昔のテレビには一杯あって、見る方もドキドキした。
ヤラセじゃない、テレビの原点を本当に久しぶりに見たよ。
徳岡さん、そして「プロフェッショナル」のスタッフの皆さん、ありがとう。
それにしても、週1本のペースであの密度の高い番組を作る茂木さんとスタッフの皆さんのエネルギーには頭が下がる。
色んな圧力が強まる中、こういう人たちがテレビの世界で頑張っている事に、勇気をもらった。
で、住吉さんご本人もご自宅でレシピに挑戦されている。
アマチュアがやっても、やっぱり美味しかったそうだ。
住吉美紀さんとプロフェッショナル現場スタッフのブログ
→いよいよの挑戦。(すみきち&スタッフブログ様:070507)
→徳岡流「ご飯の炊き方」(NHK公式サイトのバックナンバーから)
今度、時間のある休日にでもさっそくやってみよう。
自分がこどもの頃、祖母がご飯を炊く時にかき混ぜちゃうのを見て、
「赤子泣くともフタ取るな」じゃないの?って聞いたら、
「時間がない時にこうやったら美味しかったから、ずっとやってるのよ」って言ってたっけ。
昔の人はご飯の美味しさを本能的なカンで知ってたのかもしれないな。