ジーザス・フォン(神の電話)とまでニックネームが付いたiPhone。
電話というものを発明し直した、と宣言するApple。
半年間、カタズを飲んで見守ってきた世界のスティーブ・ジョブス信者。
ついにそのヴェールを脱いで、米東部時間2007/6/29(金)18:00(日本時間6/30朝8:00)にローンチ!!
今日から移動端末に新しい地平が開ける。
販売開始から1時間かそこらで、もうパッケージ開封の写真やら、コーフンが伝わってくる。
1日もたてば全米から使用した感想や、恒例の分解バラシレポートも一斉に出てくるだろう。
●しかし、発売から1時間もしないでバラシちゃうとは。。。
→iPhone Live Disassembly(iFixit:070629)
ニューヨークの5th Avenue店では、発売の4日前から路上に泊り込んでた行列フェチまでいる。
1番GETできたのかな。
●一等賞で2台買えたそうです。おめでとう。
ぐわっ、すでにこの人Wikipediaに載ってるし。
みんな短時間で個人の事をよくこんなに調べるね。便利で不気味な世の中(-_-;)
スペックの概要は米国AppleのHPでも発表されてるし、
内外のメディアやブログが散々取り上げてるから、ここで細かくは触れません。
検索してくださいな。いっぱい出てくるから。
ただし、知ってしまったばかりに、欲しさのあまり高熱が出ても責任とれません^^;
●6/29から7/4の独立記念日までに100万台売って、在庫が消えたらしい。
そりゃ売れるわ。
やっぱり何といっても萌えるのは、そのストイックな未来型インターフェイス。
ミラー仕上げのシルバーフレームに抱かれた、漆黒の光沢ボディ。
電源以外、一切ボタンやキーがない、ミステリアスな風貌。
これだけで本能的な所有欲をかき立てずには置かない。ホントにズルいデザインだってば ....
電話・ブラウジング(RSSリーダー付)・チャット・メール・iPod・写真・ゲーム等、
シテュエーションごとにタッチパネルのデザインが次々変わる。
タイピングの必要がある時はバーチャルなキーボードが出てくるし、
音楽を聴く時は、MacでおなじみiTunesの「カバーフロー」が出てきて、
アルバムのジャケットをパラパラマンガみたいにめくってくれる。
ちょっと前にLG電子がPRADA名義でタッチパネルの高級ケータイ「PRADA PHONE」を出したけど、
華やかさと機能の先取性で、やっぱり本命iPhoneに軍配。
システムはMacゆずりのOSXの簡易版が入ってるから、YouTubeもGoogle Earthも楽々動く(らしい)。
今までのPDA端末はキーボードの呪縛があって、大きさや形態のバランスが制限されていた。
ボタンをなくしたことでインターフェイスのデザインの自由度が飛躍的に変わった。
「フライドポテト食べながらいじると、指紋まみれでスゴイことになる」とか
「画面にキズがいっぱい付いたら萎える」とか言われてたのは、
スクリーン表面を『強化ガラス』にして解決したらしい。
携帯端末の画面がプラぢゃなくってガラス、ってのもカッコよすぎ。
●おおお。。。フェイスはホントにガラスだったんだ。
マスマス触ってみたいよー(;´Д`)
やっぱり尖ったものに思い切り当てるとダメなんだな。
買ってスグに割ったらへこむって。セロテープに付いた指紋で心の動揺が分かるねえ。
アップルストアに持ってったら新品のiPhoneと換えてくれたそうだ。良かったねえ。
→iPhoneもやっぱり割れる(engadget japanese様:070702)
ジョブスさん、Power Mac G4Cubeの屈辱に、ペンペン草も生えなくなるくらい逆襲するねえ。
あの時はタッチ式電源の過剰反応で「風が吹いてもMacが起動する」なんて言われてた。
留守録も今までだと着信順にしか聴けなかったけれど、好きな順番で呼び出して再生できる。
これはメチャクチャ便利。
日本のキャリアが自社のシステムを書き換えてまで、こういうサービスに対応できるかも見物だね。
今年中の発売を目指すヨーロッパ市場に続き、来年2008年にはアジア地域でも発売目指して、
各国のキャリア(通信事業者)と交渉の真っ最中らしい。
日本の大手キャリア3社とも今頃バトルを繰り広げてるだろう。
日本の実情にフィットさせるには色んなハードルがある。
アメリカで主流のサービスと日本の3G(第3世代)とでは通信方式が違うから、マシンの中身も改良が要る。
今みんなが使ってる携帯を見れば分かるとおり、3G対応機はチップセットがデカくて、その分ボディが大きくなる。
AppleがiPhoneを3G対応にしなかったのもここがネックだったそうだ。
今回見送った、日本では主流の、コンピュータを通さない音楽の直接ダウンロードや、
Skypeの類のボイスチャット(インターネット電話)も搭載を考え中みたいだ。
→アップルのジョブズCEO、WSJに語ったワイヤレス音楽ダウンロード、3G対応、VoIP・・・(CNET Japan:070629)
でもそんな技術論よりも、交渉のキモはもっと「政治的な」話だろう。
「キャリアの売り上げから一定の利益をAppleに支払う」
「他のメーカーには互換機を作らせない」
などなど、日本の総務・経済産業両省と各キャリア・電機メーカーのオイシイ癒着の構造上、
スグには飲めないような要求をバンバン出してるんだろう。
Appleの投じた一石が日本の閉塞した通信業界にどんなインパクトを与えるか楽しみだな^^
●どうもヨーロッパでもまだ3G対応しないみたいね。
→「イギリスUKでの、iフオン独占販売権を、ヴォーダフオンぢゃ亡くて、
O2 社がゲトしたらすぃ。ヨーロパ版 iフオンは、3G 未サポトー?」( マク様:070705)
今回の第1世代にはGPS機能がない。来年発売予定の第2世代には搭載される予定。
日本ではこの春からGPSの搭載が義務付けられた。悲しいことに一番のワケは、
警察・公安が国民の行動監視上、個人の位置情報を特定するためらしい(これ信憑性が高い)。
便利になった分だけ、使う側もスキルアップして、自分の身を守るのも大事だね。
それもあってか、来年以降じゃないとAppleの製品自体が対応できないらしいよ。
うううむむ。色々あるけど来年まで待てないな。
何でもいいから実機を触ってみたいよー(´Д`;)ハアハア
じらされると、どーしようもなく見たくなるのが人情じゃて。
ホットモック(電源が入る実物大サンプル)でいいので、国内のApple Storeには置いてくんないかな。
製品はアメリカ国内で使うことを前提にアクティベーション(使用開始の確認手続)しないと、
電話だけじゃなく、機器自体が使えるようにならないみたい。
手続き自体はAppleのお店やキャリアショップ(AT&T)に行かなくとも、iTunes経由のネット認証でOK。
お店で待たなくていいなんて、こりゃ楽ちんだね。
一つだけ注文するとすればですね。。。
高いよ。
でも、国内で使えないのを承知で「オブジェ」として買って来ちゃう、コアな人もいたりして(^^)
●日経IT PLUSでコラムニストの石川温さんがはるばるハワイまで買いに行って、
やっぱりアクティベートできず、高級オブジェになった。
テレビの朝番組でアナウンサーのお姉さんがこの個体をいじってた。
マジうらやましー。
→iPhone買いにハワイに行ってきた・ケータイ業界事情番外編(IT+PLUS:070702)