残念だけど、一度こうなった国は坂を転げ落ちていく。
今年のインフレ率は10万%の予測。
えっ?10万%って?
一、十、百。。。1000倍じゃん!(アタマ悪っ^^;)
1980年の独立の時には、スティーヴィーの「Master Blaster(Jammin')」の、
「ジンバブエに朝が来た」って一節に震えが止まらなかったっけ。
だけど、ムガベ政権の27年間は長すぎたよ。
英雄もしょせん人間だ。
腐った水に浸っていれば、ただの利権オヤジになる。
政権てやつは、「まだ行ける」うちに交代させないと国民が泣きを見る。
朝日新聞が午前7時に出したWEB記事を、またソッコーで昼に消してる。
こらこら。見てる人は見てるんだから。
お探しの記事はみつかりませんでした。
→ジンバブエ、経済崩壊 インフレ率10万%予測(asahi.com:070906)
このニュースが日本国民に知れ渡るとそんなにマズイのか?
外国の情勢でさえも「財政破綻」についてのニュースは
新聞やテレビにはトンと出てこなくなったね。
こんなマスコミ操作するぐらいだから、やっぱり日本も相当ヤヴァイんだろう。
中央で操縦するための「株券の電子化」だけは、必死だもんね。
アメリカのサブプライム騒動に始まったインフレ懸念の集団ヒステリーは、
ヨーロッパの利上げに飛び火して、いま恐ろしいことになってる。
日銀もいよいよ持ちこたえられなくなる日が来たら、
「景気が上向き」なんてウソ八百の、
ズブズブの金融を締めざるを得なくなる。
当然、国の債務の利子もガーンと増える。
いつまでこんな世界規模のロシアン・ルーレットが続くのかな。
ニュースにハラハラし通し。
導火線にはもう火が点いてる。マジ怖いよ。
それなのに
「郵政のカネを10月からアメリカ様が株式バクチで運用」、
「それから年金のカネも一緒にね」って、なんだそれ。
みんなもっとハラハラしようよ。
自分の命かかってんだぜ。
危機意識もとうよ。
情報鎖国の日本じゃ、気付いてる人以外、分からない仕組み。
与党のこういうやり方、ほとんど犯罪だな。
「気付いてる」人は騒ぎまくって、
総選挙では一気に「自民の議席一桁台」めざそうね。
さあて、来週明ければ秋の臨時国会のゴングが鳴る。
たくさんの犠牲者を出してでも、
小沢さんはこの何年かで胴体着陸を強行できるのか。。。
それとも手をこまねいて、
ハイパー・インフレで円を借金ごと紙くずにするのか。。。
IMFが乗り込むのを待って、スズメの涙の預貯金を4割も差し出すのか。。。
そんな「人災版・怒りの日 ― DIAS IRAE」が来るのだけは勘弁してよ。
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080107追記:1/3、中国がジンバブエに向け5000トンの食糧供給を発表。
(BBCより http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7170374.stm)
今年2008年には中国は5億ドルの貿易を見込んでて、
まずはジンバブエ国民の1/4に及ぶ三百万人が国連のおかげで
命を繋いでる厳しい状態を、少しでも何とかしようって事だそうだ。
早い話、西側諸国がムガベ政権に経済制裁を課す中での、『抜け駆け』。
でも、現実に何の罪もない普通の市民が飢えに苦しんでるのは事実。
これで中国は間違いなくジンバブエの人たちの好感をGETするだろう。
日本はどのくらい人助けをやってるんだろうか。
海外のニュースをのぞいても一切出てこない。
実際にはすごい額のODAやら物資の支援をあちこちにしてるはずなのに。
人殺しのための給油を宣伝するより、こういうアピールを前面に出すべきでしょ。
中国も石油の利権のためにスーダン政府を支援して、ダルフールの虐殺に
手を貸してる事実は消えないけどね。
まったく、中国はどこまでもしたたかな国だ。
おっと。消えんうちにサルベージュ、っと。
つ googleのキャッシュ.
(引用開始)
ジンバブエ、経済崩壊 インフレ率10万%予測
2007年08月06日07時01分
南部アフリカのジンバブエで、1980年の独立後から
独裁政治を続けるムガベ体制が大きく揺らいでいる。
未曽有のインフレを抑え込もうとムガベ大統領が
「価格半減令」を導入したことから大混乱に陥り、
1日から新たに最高額紙幣も発行したが、「焼け石に水」の状態だ。
欧米の制裁と政権の失政によって経済は完全に破綻(はたん)し、
国民生活がまひしている。
ジンバブエでは5月のインフレ率が4500%を超えた。
反対に現地通貨の対ドル相場は6月中に価値が半減。
数時間単位で貨幣価値が変わるハイパー・インフレーションに陥った。
経済制裁による物不足と通貨の乱造が要因とみられる。
ムガベ大統領は6月末、「企業や商店の販売価格を
半値にしないと国有化する」と突然、宣言した。
同月末の1週間だけで物価が3倍に急騰したためだが、
これをきっかけにパニックが起きて客が殺到。
報道によると、もともと不足していた食糧など生活必需品や燃料は
「全土の商店から消えたままだ」という。
さらに中央銀行は8月1日からこれまで最高額の10万ジンバブエドル紙幣
に替えて20万ジンバブエドル(公定レートで約13米ドル)紙幣を発行。
だが市場価値は数日で10分の1以下に急落し、インフレに歯止めがかかる気配はない。
深刻な外貨不足などから燃料輸入が滞り、首都ハラレでは停電や断水が続いている。
国際通貨基金(IMF)当局者は、ロイター通信に対し
「年末までにインフレ率は10万%に届く」との予測を明らかにした。
ムガベ氏は旧ローデシア時代の白人支配を終わらせ、
人種・部族を超えた国民的な和解を唱えた「英雄」とされ、独立後は教育や医療などの
充実に力を入れたことから国際社会から高い評価を受けたこともある。
しかし87年の大統領就任以来4期20年を務め、
露骨な野党弾圧や不正蓄財疑惑が持たれるなど、同氏の長期独裁に対し、
米英を中心とした非難が集中していた。
次期大統領選への出馬も表明しており、独裁継続への懸念が高まっていた。
だが、7月にガーナで開かれたアフリカ連合(AU)首脳会議に出席したムガベ氏は、
記者団に対し「AUによる経済の結束を求める」と語ってアフリカ諸国からの支援を間接的に
訴えた。また、南アの有力紙によれば「政界を引退し近隣国へ逃れると側近に語った」
とも報じられるなど、経済混乱で弱気な面もみせているようだ。
野党に対しても、南ア政府の仲介で与野党会談を提案。
「国家崩壊」を防ぐため共闘して制裁解除を求めるよう働きかけた。
だが野党とは拘束された運動員の釈放や次期大統領選の公正な実施を求めて対立。
最大野党の民主変革運動(MDC)の指導者ムタンバラ氏は朝日新聞記者の取材に対し、
「政権交代が我々の要求であり、妥協はない」と語った。
有力シンクタンク「国際危機グループ」は最近、
「旧ザイール(コンゴ)のモブツ独裁政権の末期に似ている」と報告。
ムガベ政権に対し「経済破綻が引き金となって内部崩壊はもはや時間の問題ではないか」
との見方が強まっている。
◇
◆ジンバブエの歩み
80年4月 独立。ムガベ氏が首相に
87年12月 ムガベ氏が初代大統領に就任
90年4月 ムガベ大統領が再選
96年3月 ムガベ大統領が3選
00年8月 白人農地の強制収用を開始
02年1月 警察権限強化法や報道規制法が国会で可決
3月 ムガベ大統領が4選。英は欠陥選挙として英連邦評議会出席停止を決定
8月 白人農地の収用完了を発表
03年12月 英連邦からの脱退を正式表明
05年4月 総選挙で与党が圧勝
06年4月 インフレ率が1000%を突破
(引用おわり)