Appleは、そんな「感動こそデザインの存在理由」って思想を、
とどまることなく実現し続ける、数少ないメーカーだ。
iPhone、iPod touchと続けざまに世界に衝撃を与えたAppleが、
またモバイルギアの歴史に1ページを加えて見せるらしい。
→モバイルコンピュータに生まれ変わる「iPhone」
--SDK公開が与える自由度(CNET Japan:071019)
Appleはついに重い腰を上げて、来年2008年2月、
サードパーティーにもiPhone用のソフト開発の門戸を開くそうだ。
この未来マシンが、ただの電話でもPDAでもなく、
「ほぼ一人前のPC」としてポケットのお供になる日が来る。
あとはAT&Tのキャリア1社独占がいつ崩れるか、だけだね。
これは来年以降、日本を含むアジア各国内のキャリア間でも起きる問題だから。
やっと夢の端末「Newton」が復活・完成するのかな。
iPhoneとは別に、やはりタッチ式のNewton端末を密かに開発中、
というウワサが流れてたのは、この事だったのかなあ。
ハードとソフトとビジネスモデルを一続きのものとしてリ・デザインし、
全く新しい商品を生み出すこと。
これがジョブズ復帰以来の商品開発の基本姿勢。
モノづくりに少しでも関った人なら、いやでも味わってるように、
これには肉体的にも精神的にも、ものすごい人的リソースを喰う。
売れなきゃ、クビどころか組織自体がヤバい。だからトップの洞察力が命綱。
そんなジョブズたん、ビジネスモデルでも10/17、「iTunes Plus(コピーコントロールなし)」
の楽曲を、99セントで一気に200万曲以上も売り出してしまった。
これも音楽産業を震撼させてるのは間違いない。
→iTunes Plusの200万曲以上を新たに99セントで提供開始(Apple公式発表:071017)
最終的に、そっちの方が音楽産業全体の流通量拡大につながるよね。
特定の機器にしか入れて聴けないデータより、いいに決まってるもの。
またバカ売れだ。
時間の問題で、日本でのビジネスモデルも変わっちゃうだろう。
文化庁や著作権管理団体の中だけで、目先の利権に追われて
「iPodの販売価格に著作権料ガッツリ上乗せ汁」とか言ってる人たちには、
当分理解できないだろうけど。
なんだかんだ言っても、Appleは目が離せない会社だ。
日本の大メーカーには「コトナカレ」「保身」がいつの間にか染み付いてしまった。
おーい、SONYさーん。またキラキラと輝いてくれー。応援してるよー。
★暮らしの何げないひとコマに、ホンワカとする瞬間を。
これも「感動こそデザインの存在理由」の一例だね。
→父と娘のダンスシューズ(ギズモード・ジャパン様:071018)
商業デザインは、当然商品として量産して売るのが目的だから、
最初から最後まで理詰めの地味な長時間労働の連続。
まずクライアントの要求を満たした後で、やっと感性の問題に手が付けられる。
純粋なアートとはそこが違う。
でもこれは、理屈で練り上げた汗の跡がきれいに消え、
ココロをキュッとつかむフォルムにまで昇華してる。
物事の新しい見かたを提案しようという、意志力・執念深さ。これが大事。
口で言うのはカンタン。
やっぱりミサイルやステルス爆撃機より、こうゆうのを作る仕事がいいね。(^_^)
いや〜、まだまだ5合目も見えないや。
日々修行あるのみぢゃ。