『自衛隊員がサルやイノシシを駆除する特措法』案。
(有害鳥獣による被害防止特別措置法案)
かなりヤバげな『サル特措法』。
ここ1ヶ月、不自然に「鳥獣被害」のニュースが目立つので、
そろそろ情報操作の『電波』出し始めたなー、と思っていたら案の定。
大きな政局のドサクサに紛れてコソクな出し方。
6月にも予告されてたけど、その時もウマいこと「霞ませて」たしね。
→サルやイノシシの被害防止へ特措法 自民が議員立法へ(asahi.com)
(引用文章は「続きを読む」の後に)
参院選前の時点では、「自衛隊に害獣の駆除を委任する」のが主旨だった。
もちろん狙いは下記。
・自衛隊員による演習場外での日常的な実弾発射を合法化。
・狙撃手に、生きた標的を使っての実戦訓練の場を提供できる。
ようするに「鉄砲ドンパチやる兵隊さんに国民の目を慣らす」ってことね。
参院選で自公がボロ負けしたから、表面上は「銃を持った隊員にサルを撃たせる」
ってのはさすがに引っ込めた。
「市町村が自衛隊に対して、鳥獣の侵入防止さくやワナの設置に協力要請できる」
って変わってる。アヤシイもんだぜ。
まずは法律だけ通しちゃって、あとからダマシダマシってコンタンだろう。
今の自公政権では、法律なんて運用しだいで、いくらでもねじ曲げられる。
「憲法ねじ曲げ=給油と集団的自衛権」の手法でね。
検討メンバーは自民党の
「有害鳥獣対策議員連盟」 と 「政務調査会の山村振興委員会」。
そのうち、「有害鳥獣…」はナゼか衛藤征士郎さん・中谷元さんら、
防衛庁長官経験者が主要メンバーだからね。
もう、バレバレに分かりやすいっちゅーの!
つ(前回のエントリはこちら)
猟師さんが全体としては高齢化・減少してるったって、
人材を回せるだけの充分な補助金制度をつけて、各自治体が猟友会にでも
自信を持って委託契約できるようにすればいいだけの話。
簡単には行かないだろうけど、他地域の猟師さんが応援に駆け付けられる
ような仕組みづくりも有効だと思う(もちろん有給で)。
全国で鳥獣被害が毎年200億だそうだ。
一見すごい金額に思えて、実はアメリカ様が売ってくれない
F22戦闘機の1機分の値段の8割にしかならない。
まして2007年度の米軍への思いやり予算のたったの1/10。。。
「猟友会所属のハンターを市町村職員として採用」だって?
ちょっと調べてみると、売り物にならない種類の害獣では、
苦労して仕留めても、なかなか自治体は補助金が出せないらしい。
民間に頼って自腹で報奨金を出すにも限度があるだろうし。
採用されれば定収入と退職金、それに狩猟税軽減。
人の足元を見て、カネで中央政府の言うことを聞かせる。
地方をボロボロにさせている構造がここでも牙をむく。
いずれ「害獣駆除は、市町村に勤めるハンターと自衛隊との共同作業に限る」
って、運用でルールを変えるかもしれない。
そうすれば全体の1/4もいる、猟友会に所属しない猟師さんは手出しできない。
フリーの猟師さんを除外し「自衛隊がいなきゃムリ」のマッチポンプ。
東京・代々木公園に迎撃ミサイル・ペイトリオット3を配備する計画が検討されてる。
報復で自衛隊駐屯地がやられるより、民間人を殺した方がいいからね。
9/1の防災訓練のときなんざ、日米の軍艦やホバークラフト走りまくりで
石原さん、米軍ヘリで帰宅困難者を運ぶ
わが家から召し上げた都民税で。
コソコソとこのテの準備が進めば、ある日イキナリ各地に、
『振り向けば兵隊さん』
みたいな戦前・戦中な風景が展開するんでしょうか?
民主党はじめ、社民・共産・国民新・新党日本は、この『サル特措法』案の裏にひそむ
「軍国化」の策謀を見抜き、しっかり監視して下さいな。
小さな所にも卑怯なブービートラップが仕込まれているからね。
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サルやイノシシの被害防止へ特措法 自民が議員立法へ(asahi.com)
<引用開始>
農産物などの鳥獣被害が全国で相次いでいることを受け、自民党は13日、
「有害鳥獣による被害防止特別措置法案」を取りまとめた。党総務会で了承を得て、
近く衆院へ提出する。今国会での成立をめざし、公明党のほか野党第1党の
民主党にも協議を呼びかけ、要望があれば共同修正を図る。
サルやイノシシなどによる農産物への鳥獣被害はここ数年、
全国で計約200億円前後に上るという。一方で、被害防止に当たる
ハンターが減り続けており、抜本的な対策が求められていた。
法案は、各市町村に独自の被害防止策を求め、市町村は各地の猟友会所属
のハンターを市町村職員として採用。その際、ハンターが負担している
狩猟税を軽減する。また、市町村が自衛隊に対して、鳥獣の侵入防止さくや
ワナの設置に協力要請できるようにする。
<引用おわり>
カエルはマジで悲しいです(T_T)
本当になんとかして〜って思います。世界的が規模で広がっているのに…
せめて、小学校とかで、子供達に気をつけるよう話したりするよう指導しろよ!とか言いたいです;;
応援ポチッ!
マジ?それだったら私も駆除の対象になるじゃん。私もイノシシ年だからね…って冗談ですけど(^−^;)。
〜たしかな野党を、応援し続ける勇気を!〜
レスが遅くなり申し訳ありません(^^;
それにしても、法律の名前でゴマかすのも立派な情報操作だと思います。
国会議員、とくに閣僚は一般の公務員より格段に高級をもらっている
ワケですから、そんなコソクな事をこねくり回すヒマがあったら、
もっとやることあるだろう、って感じます。
ぢたい自公政府は、立法府である国会と、国民の代表である国会議員を
内閣の下部組織ぐらいにしか思ってないのが、最大の病巣かもしれません。
国民すら家来と思って、日夜保身とカネ勘定に明け暮れる人たちが、
自然環境に目を向けるとはとても思えません。
ごく一部の政治家を除いて、付けるクスリが尽きている以上、
やはり一度政権交代して、国の方向を国民全員で考えるしかないでしょう。
下野してナミダを流すのが唯一のクスリになると思います。
嶋ともうみ様
コメントありがとうございました。
大阪市長選は、せっかく民主に自公が負けたものの、
共産姫野さんでなかったのが残念なので、嬉しさも中くらいです。
しかし10人のうち、4人民主、3人民主・国民新、1人が共産に投票
というだけでも、世の中の確実なうねりを感じます。
イノシシ年、ヤヴァイかも。(爆)
貴ブログ表題の「小さくても」をやめられたんですね。
素敵です!!
全ての野党は、今こそ「確かな野党」にならなければ、
結局与党にもなれないと思うのです。