「CLANNAD」(TVアニメ版)をやっていた。
(TBS系・2007年10月開始・木曜25:55-26:25)
好きなアイルランドのバンドと同じ名前なので、前からちょっと引っかかってた。
今回は伊吹風子のドッペルゲンガー編の最終話だった。
ゲームもほとんどやらないオジサン世代としては、
男のコたちが同じギャルゲーブランド"Key"の「Kanon」や「AIR」に
熱中してたのを、大して気にも留めず、
「何が『泣きゲー』だ。エロゲーでしょ。」くらいに思っていました。
う。。。なんだこれ。
イキナリ泣けちまったぢゃねーかよ(T_T)
「未知との遭遇」のラストで味わったことのある切ない幸福感。
永遠の青春のテーマ、喪失と再生がしっかり構成されている。
何か、忘れかけてたものを思い出せそうな、いい話でした。
。。。しかもエロくないぢゃん(w)
油断して不意打ち喰らいました。
このナイーブさは、女のコもハマるわ。
少し人生経験をした人の方が、よりグッと来るかもね。
夜中のアニメでこんなに世界観に入り込んだたのは、「LAST EXILE」、
それと「AYAKASHI」と「ARIA」(!)以来だな。
いいものはいい( ゚A゚)
体験もしないで決め付けはいけませんね、反省。
やはり日本は武器よりこういう文化を世界中に輸出しましょうよ。
。。。しかし(-_-;)オヤジが夜中に一人起き出して何やってんだか。
まずいな。エンディングの「だんご大家族」のシングル欲しくなって来た。
次はどーせ原曲(ちいさなてのひら)も欲しくなるだろうし。
すでに初音ミクに歌わせてる人までいるし。
Clannad (クラナド):
Enyaさんのお姉さん、モイア・ブレナンさんと兄弟たちのバンド。Enyaさんも在籍した事がある。
お父さんの経営するパブでのライブから出発し、いまやチーフタンズと
並び称される位の世界的グループになっている。
「Clannad」とは、Wikipediaをみたら、アイルランド・ゲール語で
”An Clann as Dobhair”(入り江から来た一族)を縮めた言葉らしい。
以前、モイアさんが何かのインタビューで、バンド名には「家族」って意味を
込めて使っている、と言ってたように思う。(記憶に自信なし)。
原作者の方は、ここにヒントを得て命名したのかな。
初音ミク:
クリプトン・フューチャー・メディアが、
YAMAHAの開発した歌声合成エンジン「VOCALOID2」を使って
構築したしたバーチャル・ボーカリスト・ソフト。
れっきとしたソフトシンセサイザーで、入力した歌詞をリアルタイムで歌ってくれる。
人間らしいニュアンスを打ち込むには結構根性が要るにも関らず、
2007年8月の発売直後にこのテの専門的なソフトでは異例の1万本が売れた。
プリプロ(デモ)や仮歌なら、プロの現場でも使える位のレベルに達している。
メーカーサイトのデモ曲を聞くと、技術の進歩にビックリする。
作編曲・録音の世界に普段触れていない人も、結構買ったらしい。
初代合成エンジンの「VOCALOID・MEIKO(2003年)」の時はこの位の表現力だった。
このファイルは、管理人がMEIKOを買ったその日に作ってMacの起動音にしてたもの。
面白がるだろうと奥さんに自慢したら、思い切り引かれてしまい、以来封印している(^^;)
マシンっぽい声の歌モノは人気ジャンルになりつつある。
完全にヒューマンでない所が、かえって「はかなさ」「切なさ」
みたいな空気を醸しだし、不思議な萌え感がある。
ボディーピアスやインプラントもそうだろうけど、カラダや衣服の一部が
ソリッド化してる時代感覚は、声にも当てはまる。
ヴォイス・モジュレーションを多用したテクノ・ポップ・ユニット
「PERFUME」(レベル高い)のヒットも、これと呼応してるよね。
バーチャル恋人・初音ミクで寝食忘れ、プロのスタジオワーク並の
作品をWEBにUPする人も大勢出てきた。