2008年01月31日

必要な道路は置き去りのままで・・・

「ガソリンの暫定課税はゼヒ温存して、こっちへ回してねっ!!」

そのまんま知事が旗振り役になって「東九州自動車道」の
延伸整備がドンチャカ騒がしい。

すでに一般国道・バイパスがあるところに高速を造る前に
やる事があるだろうな、とヨソ者ながらチラリと思ってしまう。
九州のみなさん、気に障ったらカンベンね。

というのも以前、熊本の友達が、宮崎に嫁いだ妹の所と行き来するのに
交通が整備されてないので不便でしょうがないとボヤいていたからだ。

いまどきの日本でそんな事ないだろう、と言ったら教えてくれた。

 「九州横断自動車道延岡線」の開通がなかなか実現せず、
 宮崎の最南端、鹿児島との県境近くをぐるっと回って行くか
 北廻りで大分を経由するかしかなく、ものすごく時間がかかる。
 物流にもエラくコストがかかる。

 政官財いずれも採算性だけで判断し、交通網を生活のインフラ
 として要るか要らないか考えようとしない。

 鉄道についても、同ルートでの試案は出ては消えを繰り返し、
 一向にリアリティが高まらない。

 日本では、大臣・知事クラスのエライ人の地元から順番に
 交通が整備されるので、この辺出身のエライ人が出るまで
 ダメだろう。

もう十年以上前の話だけど、現状は変わっていない。

代議士センセの名前を宣伝するためにあるみたいな
緊急に必要じゃない道路をせっせと造るカネと時間があったら、
本当に地元が要望している社会インフラを率先して整備するのが
行政と、それを見張る政治家の仕事なのに。

造れば造るで、自然環境との共存もアタマを持ち上げてくる。
動き出した、大分市-熊本市間を結ぶ「中九州横断道路」
計画ルートが希少種・オオイタサンショウウオの生息地を通る事から
環境アセスの焦点になったため、国は成体の住む林と
オタマジャクシの育つ田んぼの連続性に配慮した造成を
盛り込むと約束した。
これもしっかりとした監視が必要だろうけど。。。

前にエントリした東京の高尾山の件を考えると、
本当にこの問題も難しい。

だけど、要るものと要らないものの振分けを、地元のナマの声を
反映してしっかり決めていける社会にならないとな。

まずは政権交代して、そこから国民みんなであーだこーだと
論議して、シツコク政治に物申すしかないだろう。

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posted by Francisco at 22:01| Comment(0) | TrackBack(2) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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