世の中は激しく動いている。
一週間も更新をサボっていると、実にいろんなことが起こる。
皆様にはTBやコメントを頂きながら、
なかなかお返しできなくて申し訳ありませんm(_ _)m
突然27年ぶりにフッカツした「ロス疑惑」で、ワイドショー始め
日本中のゴシップ作成システムが燃え上がっている。
細かい事情は、アメリカの司法当局の動きを見るしかないけれど、
1988年から担当部局は諦めずに20年も、ずっとこの事件を追っていたとか。
さっそく時事通信(D通系)や読売新聞が気味の悪い報道を流し始めている。
「共謀罪」の文字が、去年の参院選以降始めて(と思うんだけど)、新聞に公然と現れた。
『市民が裁判に参加するアメリカでは、物証がなくても状況証拠だけで、
被告が陪審員に与える心証が裁判に影響を与え有罪となりやすい。』
『カリフォルニア州の共謀罪では、2人以上で犯行を共謀したことが立証できれば、
実行犯の特定も不要で、検察にとっては有罪立証へのハードルが殺人罪より低い。』
週明けの夜のテレ朝「報道ステーション」でも同じような扱いだった。
誰の圧力か知らないけど、報道にバイアスが掛かっていないか?
それで、世論にどう影響を与えたいのか?
裁判員制度を「うまく」使えば、状況証拠だけで「被害者は救われます」よと?
共謀罪を創設し「うまく」使えば、実行犯が不明でも「殺人犯」を挙げて、裁けますよと?
今の人権意識ゼロの政府の元でこんなことが実現すれば
やりたい放題の冤罪大量生産システムの出来上がりだ。
まずは今度の総選挙で、
自民党を確実に政権の座から引きずり下ろさなければならない。
これからメディアが流す情報の洪水に、どんな洗脳のワナが仕掛けられるか、
要注意だな。。。
080228追記:rolling bean様の記事を見て、疑念が確信に変わった。
イージス艦の話題を薄めるために、日本からの要請で(あるいは日米の合意で)アメリカ政府が
再逮捕に動いた可能性が極めて高そうだ。
自公政権には国民もよくよくナメられたものだ。
そして、真相がどうあれ、三浦氏は国内法では自由の身になっているのだ。
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共謀罪なら実行犯の特定不要=日本と異なる法制度−米カリフォルニア州・ロス疑惑(時事:080224)
(引用開始)
【ロサンゼルス23日時事】米ロサンゼルス市で1981年に起きた妻銃撃事件に絡み、米自治領サイパン島で元会社社長三浦和義容疑者(60)が逮捕され、ロス市警は23日、同市への身柄移送に向け準備を進めている。実際に起訴され裁判となった場合、法制度が日本とは大きく異なるため、日本では無罪が確定した同事件が一転して有罪となる可能性もある。
カリフォルニア州では、殺人罪に時効はない。注目されるのが、三浦容疑者は今回、殺人のほかに共謀の疑いで逮捕された点だ。カリフォルニア州の共謀罪では、2人以上が犯行を共謀したことさえ立証できれば、実行犯の特定も不要になるため、検察側にとっては有罪立証へのハードルが殺人罪より低くなる。
裁判が市民から選ばれた陪審員の評議で行われるのも大きな違いだ。被告が陪審員に与える心証が裁判に影響を与えやすく、日本では有罪の裏付けには不十分とされた状況証拠だけで有罪となるケースがある。さらに市警が新たな有力証拠を入手している公算も大きい。
(引用おわり)
ロス疑惑捜査、01年設置の「未解決殺人事件捜査班」(Yomiuri Online:080225)
(引用開始)
【ロサンゼルス=飯田達人】一美さん銃撃の捜査にあたっているのは、ロサンゼルス市警の強盗殺人課に2001年設置された「未解決殺人事件捜査班」だ。
同チームの06年時点の担当者は7人。迷宮入りした事件約6000件のデータを管理しており、87年にハリウッドで発生した強盗殺人事件では、17年後の04年に容疑者を逮捕した実績もある。
この時は、被害者が犯人ともみあって銃を撃った際、現場に残った銃弾から採取された微少なDNAが捜査の決め手だった。
他州とも情報を交換をして、事件の新たな証拠が見つかるなどした場合は、態勢を強化して捜査にあたるという。
一方、ロサンゼルス郡検事局の捜査責任者として、一美さん銃撃事件の捜査にあたったルイス・イトウ元検事は、本紙の取材に「(三浦元社長の)身柄拘束には驚いたが、こうなる可能性があるとは思っていた」と語り、「米国では直接証拠がなくても、状況証拠だけで有罪になることはいくらでもある」と指摘した。
(引用おわり)
裁判員制度、共謀罪を使って「被害者は救われる」、「怪しい奴はどんどん有罪、死刑台に送り込め」という戦前の治安維持法復活を狙い、特定アジアへの反感と合わせて70年前の再来を狙っているように感じます。中曽根・レーガン政権時代に起きていますから、ネオコン路線から目を反らすための役を演じている気がしてなりません。
バッシングする側もされる側も実は繋がっているのがミソです。創価学会・統一協会・裏権力の影がちらほらします。
今回は「カナダde日本語」のミニーさんが完全に犯人視・死刑にしろと言わんばかりの言動です。きっこの日記も光市事件では犯人の少年をさっさと死刑にしろ、と橋下徹まがいの言動です。
http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/6857148.html
共謀罪はなんとしても阻止しないといけないと思います。
ただし、自民党をひきずりおろしても、
根本は何も変わらない、あるいはもっと恐ろしい
シナリオになりそうな感もあります。
政権交代劇ですら大衆を洗脳するパフォーマンスになりかねません。
http://alternativereport1.seesaa.net/article/81814805.html
http://alternativereport1.seesaa.net/article/81814805.html
http://alternativereport1.seesaa.net/article/87190141.html
コメントありがとうございます。
『バッシングする側もされる側も実は繋がっている』
この構造に今の日本社会の病根の深さがあると思います。
直接関係ない話題ですが、毒ギョーザ騒ぎでのJT株暴落と、
妙にタイミングの合った「taspo」カード導入による
未成年者分のタバコ売り上げの激減。
(しかも、普及してるソニー(外資50%超え)のFelica規格を使わず、
わざわざNTTグループ経由でNEC/日立に独自規格でシステムを作らせている)
怪しいヘンなことが多すぎます。
それにしても、市民系・リベラル系ブログの中に「きしみ」が生じると
本当の敵の思うツボになってしまいます。
意見・立ち位置の違いは、お互いに当たり前のこととして認め合い、
ゆるくても巨大なネットワークで、共闘して行けるといいですね。
匿名様
御訪問ありがとうございます。
スパイラルドラゴン様の着眼の仕方は深いですねえ。
ロス疑惑と毒カレーとは。。。
とても一概に陰謀論と切って捨てる気になれない現実が悲しく恐ろしいです。
king様
コメントと貴重な情報ありがとうございます。
読んでて背中に寒いものが走りました(-_-メ)
民主党はいよいよ「オザワ、オザワ」コール一色のようですね。
たとえば馬淵澄夫さん、仙谷由人さん、長妻昭さんのような、
(イオングループと外資を背負っちゃってる岡田克也さんは微妙ですけれど)
「自分で考えてしゃべる」タイプの人が中枢部に近寄り過ぎないように
党内で日々談合してるそうですが、こりゃ、いよいよ要注意です。
旧大蔵族の藤井じいやは、この辺のバランスをどう考えてるんでしょうね。
鳩山兄がトップ集団に座っているからと言うだけで、
問題発言量産マシーン・鳩山弟の罷免要求をビシッと出せない所も、
所詮「自民と民主は地続きだから」という諦めムードを醸成してしまいます。
先日、森田実さんのWEBを見てビビりました。
岩国市長選で伊原前市長を下した自公側の福田陣営の事務所に、
JC(青年会議所)の若い経営者たちに混じって、ナンと
労組(岩国連合)の大幹部が応援に来ていたそうです。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C04043.HTML
「民主党は旧社会党の人脈を引き継いでる」とか
「組合と、それに下支えされた民主党は市民の方を向いている」という
伝説を妄信するのがいかに危険であるかを物語るエピソードでした。
罰ゲームで保守の本流から外された国民新党、そして
絶滅危惧種とは言え「最後の野党」で踏ん張る、社民・共産は
庶民が本気で相談できそうな、まっとうな政治集団ではありますが、
あまりにも議席数と影響力が少なすぎます。
京都市長選では党中央の反対を押し切って社民も自公候補を応援してましたし。
総選挙で何とかしなければ。。。
一人でも多くの方が、自分のアタマで考えて投票するように、
チマチマと訴え続けるつもりです。
これからもお付き合いの程、よろしくお願い致します。