2008年04月03日

自国民を守る気がないなら

井原・前岩国市長が横須賀に応援に駆けつけていた。

週末TVニュースを見て、うなってしまった。
扱いは小さいけれど、メデイアが扱っている。
それだけで「まだ希望は捨てないぞ」、と勇気がわいて来る。

神奈川・横須賀市で、今年8月予定の原子力空母ジョージ・ワシントンの
配備の是非を問うため、住民投票をの条例化を実現しようと、
いくつかの署名運動が行われている。

「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」は
03/06から04/06まで頑張り中。
昨年1月の署名では約38,000という、人口(42万人)の一割近くもの
数が集まりながら、市に完全にムシされた。

まず法令的に住民投票条例の制定を実現しなければ、歯が立たないんだね。

「米原子力空母の横須賀配備を阻止する三浦半島連絡会」も03/16、
市内で一斉行動に出た。
500人以上の人が全戸訪問やチラシ配布で2000人以上の署名集めた。
原子力空母の配備問う 住民投票求め署名行動 神奈川・横須賀
 (しんぶん赤旗:080317



先日、横須賀で刺されて亡くなったタクシーの運転手さんは
本当にお気の毒で、ご家族の事を思うと言葉が見当たらない。
昨年も、一昨年も、年明け早々に米兵による殺人事件は起きている。
昨年7月には女性2人が刺されて大けがをし、
年末にも、酔った兵士に女性2人が突然後ろから殴られる、
という事件が起きたばかり。
ちょっと探せばビックリするくらいの頻度で殺傷事件が起きているのが分かる。

容疑を掛けられている米兵(22)の逮捕状が、今日請求されるらしい。
その人物は事件直後に現場近くからの知人へ掛けた電話で、
事件への関与をほのめかしていたとか、彼はアメリカ人ではなく
ナイジェリア国籍の傭兵で、この一ヶ月間脱走中だった
とかの報道もある。
おそらく民間軍事会社からの派遣なんだろう。

県警が重要参考人として任意で事情聴取する際には、
日本の捜査当局への米軍の協力が、口先だけでない事を願う。

ただ、米軍側が脱走容疑で先に起訴しちゃえば、日米地位協定を盾に
ウヤムヤなまま幕引きになる可能性がある。
米軍側の手続きが終わるまで日本の警察は手出しできない。

真実を突き止める事のみが、亡くなった方へのせめてもの弔いだと思う。

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仕事でお世話になっている、横須賀に在住の方から気になる話を聴いた。.

「米兵の犯行と決め付けるのは早いけど、沖縄の少女暴行事件といい、
 今度の件と言い、やはり起るべくして起きたのかな、と感じる。

 以前は、兵士(水兵)が街で士官に会うと、ビシッと気持ちのいい敬礼を
 したものだが、このごろはろくに上官に挨拶もできない人が多い。

 5年前から続く、この2回目のイラク戦争で、本国も兵士も擦り切れてしまい、
 人材の質が明らかに変わって来ているようだ。
 明らかに『荒くれ』が増えた。横須賀の人は気付き始めている。」

佐世保のフィットネスクラブでの猟銃乱射事件の犯人特定に関する、
あの薄気味悪いウヤムヤ具合についても、その方は管理人と同じ意見だった。

長年米軍と共存してきたので、その存在は地元・横須賀の人の生活に馴染み、
関連産業に従事する人の生活を支えて来たのは事実。
でも、最近は違和感がジワジワ広がっているようだ。

海外ではチェコに続き、ポーランドで、アメリカの迎撃ミサイル配備に反対する
大規模なデモが起きている。それぞれの国民の反応は、ごく当たり前のものだ。
チェコでは米軍レーダー施設の設置が計画されており、国民が反発している。

ポーランドの街頭で市民が語っていたTVの映像が頭から離れない。
「これ以上アメリカのための兵器庫にされれば、今度はそれに反応した
ロシア側の軍拡の危険にさらされるだけで、自国に何のメリットもない。」

03/18にはゲーツ米国防長官、ライス米国務長官が訪露時に、ラブロフ外相に、
「東欧のMDシステムは『イランや北朝鮮用』ですから、って事にしといてね」
と頼んだらしい。んなわけねーだろっつーの。

これは日本にもまんま当てはまる。中国だってロシアだって、商売で
日本を大事なパートナーとして見ていても、これ以上アメリカのための
軍拡や核武装が行われれば、面白いはずがないし、当然身構える。

皇室ゆかりの新宿御苑に巨額のカネでPAC3の発射台を据えて、
いったい誰を守り、誰に威圧を掛けようと言うんだろう。

この東欧での市民の動きをネット検索しても、フィルタリングされてて
ほとんどヒットしないし、gooなんかは「表示できません」と来る。情けない。

社会情勢無視、時代錯誤もいいとこだ。

仕事でよく通る新宿西口地下道には、この1-2年で野宿者の方たちが特に増え、
日に日に悲惨な有様になっている。
冬を越せずに旅立ってしまった方も大勢いる事だろう。

命の綱、カップめんが300円になる時代も目前に迫っている。
この春に続いて夏以降にも小麦粉などの第2回目の大幅値上げがある。

ガソリン、鉄鉱石も投機・先物の餌食になり、ウナギ昇りだ。
日本の車や家電品が、ますます買ってもらえなくなる。

みんなプチ投資家になっちゃって、我も我もと為替ごっこに給料突っ込んでるけど、
だいいち、円高じゃないし。
ドルが一方的に下がってるだけ。対ユーロの円レートは強くなってない。
オリンピックが終わってバブルが一段落、経済大国としての体裁が整えば
中国はアメリカ一国の経済を下支えするのをやめるんじゃないだろうか。
ロシアばっかりいい目を見てるのを、苦々しく感じてるだろうし。
アメリカが沈めば、今のままでは金ヅル日本も波に飲まれて沈む。

「だから中国をガツンと」という意見が出るんだろうけどね。
自衛隊の糧秣の2割を中国産の食料に頼っている現状で、
「仮想敵国」の扱いを超えて中国の15億の民に現実に対峙できるのか。
(無国籍の人口を足すと中国にはその位の人間がいるハズ)
輸入止められたら、日本の兵隊さんはお腹がすいて働けません。

食糧の自給率を少しでも上げるのが確実な国家防衛だろう。

一度消えた揮発油税の強行フッカツ後の扱いについて、
道路特定財源の一般財源化を言い出した福田内閣。
「消費税値上げ」が党内道路族や官僚との交換条件だろうに、
国民に対しては完全にダンマリ。

小沢さんも消費税値上げ論議は完全スルー。
何でもかんでもギリギリまでナイショなのね。。。

結局ドバッと上げるんでしょ?消費税。
表に出して正々堂々とやろうよ。。。

霞ヶ関には埋蔵金があるといわれながらも、
10年モノの国債40兆(利子つき)は、今年2008年が償還期限。
一体、これから何が起るのか。

国内経済の先行きも国際情勢も不安がつのる中、お隣の台湾の市民は
迷わず政権交代を選んだ。
そうだよ、ダメならガマンしないでサッサと代えてみるんだよ。

総選挙。自公落として明るい未来。

何を置いても、まずは自公政権の下野。
ここから始めよう。

政権交代が実現しなければ、すぐ目の前に、
ものすごく苦しい暮らしが、大口開けて待ってるよ。
いやだねえ。。。

これ読んでるアナタもそうよ。他人事ぢゃないんだから。

え、年収2000万だからギリギリでセーフって? 
こりゃまた失礼致しました(>_<)ゞ
posted by Francisco at 08:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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