→痛みが美に変わる時〜松井冬子の世界〜
感動的な番組だった。
女性像をモチーフにした独特の世界観で、若い世代の女性を中心に、
熱狂的なファン層を形成している。
幽霊。透き通るような儚い肌。切り裂かれ、むき出しになったリアルな内臓。
痛みを感じずに彼女の絵を見るのは不可能だ。
でも、いつの間にか心が洗われてゆく。
松井さんの絵は、他者の痛みと自分の痛みが簡単に重ね合さることを
思い出させてくれる。芸術のベーシックな機能を信じての、直球勝負。
透き通る肌を表現する為、長らく途絶していた、絹本(絵絹)のウラから
岩絵の具を塗りこめる技法を、研究の末、復活させたんだとか。
ダ・ヴィンチのように、解剖の現場にまで足を運びメスをを動かして、
自然の造形を貪欲に吸い取る彼女の目は、どこまでもピュアだ。
解剖学を通じて美の研究をする布施英利さんとの対談では、
松井さんがリアルな暴力の痛みを通り抜けてきた過去も語られた。
社会学者・上野千鶴子さんが対談で語っていらした言葉が胸に突き刺さった。
これは「ジェンダー化された痛み」だ。
男性がが大部分を占める評論家が「人類共通の心の痛みを表現」
などと言ったら腹が立つ。
最後に上野さんが女性の大先輩として「幸せになることをためらわないで」
とおっしゃった時、松井さんの目に涙が溢れ、そっと手を握り合う映像で終わった。
観ているこちらも思わず落涙してしまった。
見守るスタッフの心意気。ものづくり、って素敵だな。
すばらしいひとときだった。
企業の出資する美術展の収支だけを至上とする民放での、現代作家の企画だったら
多くの男性を不愉快にさせる、この創作の核心部分は取り上げられないだろう。
(不愉快どころか拍手しちゃう管理人は、既に社会から浮いてるってことなんだろう。)
奇しくもこのタイミングで、離婚後300日以内に生まれた子が前夫の子になってしまう
民法の弱点の解決を目指し、家族の会が結成された。
離婚した外国人の男性との間に生まれた子供はどう救うのか、など、
まだまだ法令上の問題は山積だけど。
先日、別記事にn様が貴重なコメントを寄せて下さったので、
ここに引用させていただきます。
n様、ありがとうございます。
(引用開始その1)
NHKを全力で擁護してあげて!
*NHKインサイダー職員は悪くない。
*JT株の空売り(ドイツ連銀総裁が指摘したUA航空と同じインサイダー取引こと、プットオプション)した奴の方が、罪は何百倍にも重いのだ。
(引用おわり)
(引用開始その2)
<訂正>
誤解なきように。
【JT株インサイダー取引、りそな銀行株インサイダー取引】の方が、圧倒的に問題(金額も莫大)だという意味です。殊更にNHK職員の話を出す必要は無い。
(引用おわり)
(引用開始その3)
【NHKを全力で擁護しよう!!!!!!】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1114339651
(引用おわり)
(引用開始その4)
【NHKを擁護しよう(続)】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1114333936
NHKの肩を持つわけではありませんが、ひとつ重大なことを具申いたします。
昨今、アメリカは金を出すことによって、民法全社に対して露骨な口封じをし、牛耳っています(年次改革要望書など)その支配が及ばない唯一の放送局がNHKなのです。米国のいいなりにならないNHKを潰したいがために
米国は小さな不祥事をCIAを通じて意図的に民放にリークして過剰なバッシングさせているのです。
ですから民法各社・新聞から『NHK民営化すべき』とあったら、それはアメリカからお金もらって言っている国民を欺く世論誘導です。日本国民の国益の観点からすれば断固NHK民営化には反対するべきです。国有化すべきです。
最近のテレビは本当にどうしようも無いほど凄まじく嘘つきです。テレビと反対のことをすることが日本のためになります。下記の本を目を通していただけると理解が深まることと存じます。がんばりましょう♪
<参考文献>
『奪われる日本』『「改革」にダマされるな!』関岡英之 『主権在米経済』小林興起 郵政民営化の真実が書かれています。
(引用おわり)
全くもっておっしゃる通り!同感です!!がんばりましょう♪
『主権在米経済』はこの国を愛する全ての人の必読書です。
次回の04/27「ETV特集」では、なんと東アジア現代史をマスコミが語る上での
最大のタブーの一つ、韓国チェジュ島(済州島)の1948の4・3事件を扱う。
時間は午後10時00分〜11時30分。必見です。
→悲劇の島・チェジュ(済州)〜「4・3事件」・60年目の真相究明〜
アメリカの傀儡・イスンマン(李承晩)政権による一般市民の大量虐殺。
実行を指揮したのは、戦中に日本軍に協力したことを帳消しにするのと引き換えに
当時の韓国政府から市民の粛清をまかされた韓国内の日本軍寄りの国民。
現地の国民同士をうまく対立させ、操っての、アメリカからソ連への示威行為。
理由は今風に言えば、北朝鮮と結ぶ「テロリスト」の掃討作戦。
(ブッシュ政権は軍事産業をなだめるのに必死で、政府監査院に
「ブッシュ政権は米国の安全保障をパキスタン軍に任せちゃったから
部族地域のアルカイダが残ってるじゃないか」と自作自演させてる模様。
→記事末尾に北海道新聞のソース貼っときました)
チェジュ島は歴史的に本土から差別を受け、経済的にも貧しい地域だった。
そこには沖縄の「結(ゆい)」にも似た一種共産社会的な共同体があったそうだ。
それが「アカ(テロリスト)」の潜伏地域になっていると。
これが朝鮮戦争やベトナム戦争への伏線になってゆく。
沖縄で起きたこと。
ベトナムで起きたこと。
イラクやアフガンスタンやパキスタンで起きていること。
チベットで起きていること。
日・中・米の石油争奪で置き去りにされるダルフール。
全てはつながっている。君も逃げられないんだ。目をそむけるな。
今、これを取り上げようとしているNHKのプロデューサー・ディレクターの
心の叫びに大きな共感を感じる。
進行役は映画プロデューサー李鳳宇(リ・ボンウ)さんと、
小説「火山島」「鴉の死」で一貫してこの問題の存在を
社会に問い続けて来た作家・金石範(キム・ソッポム)さん。
TVの予告編で示されたタイトルが「(仮題)」となっている所に、
ギリギリまで自公政府・総務省の干渉とのアツレキにさらされている
現場の苦しみが現れている。
だって、放映は1週間後だよ???
これが検閲により編集されずに無事放映されることを祈ろう。
04/27は山口2区の衆院補選の日だ。
明日の平和の為に平岡秀夫さんに勝って欲しい。
心からそう思う。
管理人は別にNHKの回し者じゃないけど(笑)、
金融資本の言いなりになる自公政権への抗議として、
受信料は必ず払い続けている。
みんなが政府と大手広告代理店の口車に乗って、
受信料不払いがひどくなったら、民営化のイイワケを与えるだけだもの。
繰り返して言おう。
放送局の最後の砦、NHKを民営化の悪の手から守ろう!!!
民営化は絶対に止めないと、この国のジャーナリズムは死滅する。
05/04追記:悲劇の島・チェジュ(済州)〜「4・3事件」・60年目の真相究明〜(04/27放送)
の放送内容には、明らかに政府与党の圧力が掛かっていた。
なんという事だろう。
番組の柱である作家・金石範(キム・ソッポム)さんへのインタビューが、ほとんどカットされ、
事件当時、女子中学生でありながら、南北分断に抵抗する運動に協力した為
投獄された女性の半生記と差し替えられていた。
この女性の人生も時代に翻弄され、大変な流転の中にあって、
情報統制と情報公開という、政治の流れを大いに考えさせられた。
しかし、キムさんが虐殺の現場で遺骨収集に立ち会った場面の記録は、
不自然な一枚の静止画(というより写真のプリント)に
キャプション(写真の題名)を貼った画面が写っただけだった。
キムさんへのインタビューを流せば、戦中に日本軍に協力した人たちを
うまく使って虐殺を遂行させるよう、アメリカが韓国のカイライ政権に圧力を掛けた
大変な事実に触れなければならない。
これは、政府与党の検閲と、その命を受けたNHK経営委員会
(既にフジフイルム等を通じ経団連のコントロール下にある)
からの不当な命令に対する、番組スタッフの意図的な抵抗だろう。
『NHKは大きな危機に直面している』というメッセージ。
沖縄の歴史における教科書の改ざん問題、
給油問題を発端にアメリカの中東侵略への協力がバレ始めた事、
住民に銃を向けての沖縄のキャンプ・シュワブ拡張、
岩国基地への艦載機押し付け問題、
名古屋高裁での自衛隊イラク派遣の違憲判決。
自公与党が一番触れられたくない、一連の暗部につながる歴史。。。
『歴史は消す事ができても、記憶は消す事ができない。』
これがかろうじて番組で流れた、キムさんの強いメッセージだった。
総選挙。自公落として明るい未来。
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米テロ掃討作戦は失敗 パキスタン部族地域(北海道新聞:080418)
(引用開始)
【ワシントン17日共同】米政府監査院(GAO)は17日、ブッシュ政権が進めるパキスタンとアフガニスタンの国境地帯でのテロリスト掃討が「包括的な作戦計画」を欠くため失敗し、一帯が依然国際テロ組織アルカイダの格好の潜伏先になっていると指摘する報告書をまとめた。
GAOは米政府が2002年以降、テロ対策名目でパキスタンに105億ドル(約1兆800億円)もの支援をつぎ込んだにもかかわらず、北西部の部族地域からテロリストを一掃するという「米国の安全保障上の目的が達成されていない」と指摘。
その要因として外交、軍事、情報活動、経済支援など各分野にまたがる包括的な計画が立案されていないと指摘。結果的には「米国の安全保障をパキスタン軍に依存する」ことになっていると厳しい認識を示した。
GAOは政府の活動を監査する議会の付属機関。
(引用おわり)
離婚後300日問題、「家族の会」発足(TBS News i.:080420)
(引用開始)
「離婚後300日以内に生まれた子は前の夫の子」とする民法の規定をめぐる問題で、全国で初めて「家族の会」が発足しました。
「離婚後300日以内に生まれた子どもは前の夫の子」とする民法の規定をめぐっては、去年、法務省が離婚「後」の妊娠に限って「今の夫の子」と認める通達を出しました。
しかし、離婚「前」の妊娠で生まれた子どもは対象外で、前の夫との調停がうまくいかず、子どもが無戸籍のままというケースも少なくありません。
この日発足した「家族の会」では、トラブルのほとんどは離婚前の妊娠のケースで、救済には法改正が必要だとしています。
(引用おわり)
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