小泉政権以降、どっちを向いても人権と命と安全について考えさせられることばかり。
特に今年を振り返ると、政官財に渡ってあらゆるウミが一気に表面化した年だった。
安倍さんの手腕と較べるのも気の毒だけど、福田さんは表面上はオトナっぽい。
しかし福田政権の化けの皮が、急速にはがれだしている。
(もともと化けの皮なんかあったのか?って個人的には思ってるが)
米軍への無料給油の是非を決めるだけのために国会も異例の越年をする中、
首相も舛添厚労相も年金問題で予想どおりGIVE UP。
「年度末までに全員名寄せなんて言ったかよ。あと2年は掛かるかなー。」
とか、お二人とも、お得意の記憶喪失してましたなあ。。。
舛添さんの目論見ほど、日本の官僚主義は甘くなかったって事だろう。
もうこの問題は、保坂展人さんや長妻昭さんのように、身を挺して
ザックザクと切り込んで行く人たちでなければ、無理だろう。
薬害C型肝炎被害者の方たちの涙の「直訴」が実り、
大阪高裁の中途半端な和解骨子案(12/13)を超えて
首相サイドが謝罪し、救済の方向を模索し出したのは、
国による歴史教科書改ざんに「待った」が掛かった事と併せ、
夏の参議院選挙で国民が自公政権に下した決断の、大きな果実だ。
みんなが動けば変わる。諦めちゃいけない。肝ガン後期の体を押して、怒りに震えながら会見した男性の目を、
行政の頂点をあずかる『エリート』たちは直視できたのかな?
そこんとこ、大切だと思う。人として。
国の認可した製剤に病原体遺伝子が含まれてた事が発覚した後も
厚労省(厚生省)・製薬会社が放置してた事だけはハッキリしてる。
C型肝炎は難病中の難病で、ウイルスの粒子すらまだ確認されていない。
どこが政権を取ろうと、関係ない。
今も苦しんでいる方だけでなく、知らないまま亡くなってしまった方、
感染すら知らずにいる方もきっといるだろう。
感染者は国民の60人に一人、200万人以上と推定されてる。。。恐ろしいことだ。
感染者全員(亡くなった方の遺族も含め)に何らかの支援をして欲しい。
日本政府にとっての「死刑存続の砦」、アメリカで、ついに廃止を決めた州が出た。
ニュージャージー州で12/13、死刑制度を廃止の法案が通った。
年間の50人ほどの執行のうち、ブッシュ大統領のお膝元テキサスが半分を占めている。
「目には目を」のハムラビ法典(古代
イラク式ぢゃん!)主義なブッシュ政権の終えんで、
アメリカの政治も大きく変わるだろう。
「人が人を殺してOK」と法律で認めていることの是非を、日本国民が積極的に論議する
機運がもっと高まればいいのに、と思う。
どうするか決められるのは、大臣でも官庁でもなく、国民とその代表である国会だけ。
明日へ向かってダッシュだぜ!
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外国人の人権も急速に抑圧されるようになって来た。
先月11/20からはついに、成田や関空を訪れる世界中の人の指紋と顔の映像を強制的にスキャンし、
片っ端から、もうすぐ辞めるブッシュ様に送信し始めた。
(アメリカで採取された日本人渡航者の指紋は日本の警察に送信されてるらしいが)
逆らえば、強制退去に応じない限り、小さな子供だろうとテロリスト認定で取り押さえて
10本指・強制採取&留置部屋にブチ込み。
これって、いつかこの国に天誅が下る気がして、すんげー不安なんですけど。
一方、BBCのニュースサイトを覗いて、思わずうなっちゃった。
オーストラリアの労働党ラッド首相ひきいる新政権が、悪評高い難民隔離政策の廃止に乗り出した。
第一段階として、オーストラリアが太平洋の孤島
ナウル共和国に作った、
難民拘置所に入れられているビルマ難民の方たちの受入れを示唆。
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Canberra signals immigration move(BBC NEWS:071210)もちろん日本ではオーストラリアネタは、コアラとカンガルー以外報道されない。
労働党が社会民主政治を着々と実らせつつある、なんて怖くて報道できる空気じゃない。
旧ハワード前政権下では、漂着した難民はまず全員、ナウル共和国や
パプア・ニューギニアのマヌス島にオーストラリア政府が資金提供して建てた収容所に拘留された。
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オーストラリア:一進一退の難民政策−移民法改正案の即時廃案を求める(アムネスティ日本)ラッド政権は、この非人道的政策を撤回する方針を出した。
まずその第一弾で、ビルマ(ミャンマー)からの7名の亡命者の方たちのブリスベンへの移住を認めた。
7人はオーストラリア北西海岸沖にボートピープルとして近接したところで検挙され、
ナウルに拘留されてしまった。命からがら逃げてきたのに。。。
この方たちはビルマのアラカン州に住む少数民族でムスリム(イスラム教徒)系のロヒンギャという民族。
ビルマ軍事政権はロヒンギャ民族の存在を認めず、激しい迫害が続いているそうだ。
→
難民と民族問題(ビルマ情報ネットワーク)当方、英語がダメダメの為、自動翻訳をテキトーにいじっただけですが、
少しでも多くの人に知って頂きたいので、載せときます。
明らかに意味取り違えの箇所があったら、教えて頂けると嬉しいですm(_ _)m
<訳文開始>
オーストラリア政府、移民政策の改正を示唆オーストラリア新政府は、ナウルに拘留されている7名のビルマ人亡命者を受入れた。
また、物議を醸していた移民政策を緩和することを示唆した。
(7人の人物像に添えられたキャプション:オーストラリアは2001、ナウルに拘置所を設置した。)
クリス・エバンス移民相によれば、このグループの受入れは、旧政権のいわゆる
「太平洋方式(Pacific Solution)」政策廃止のための、第一段階とのこと。
旧政策では、漂着した難民認定審査中の亡命者はすべて、太平洋の遠隔地にある難民拘置所に移送されて来た。
この政策には人権団体の批判が集まり、労働党は政権を獲得すればこれを廃止すると公約していた。
これは労働党にとって、先月の世論調査での圧勝に続く二度目の大きな機会となろう。
先週ケヴィン・ラッド首相は、前任ジョン・ハワード首相からの方向転換として、
気候変動に関する京都議定書に批准の署名をした。
移民に対するハワード氏の強硬姿勢は人権擁護団体からの非難を浴びたが、多くの国民が支持していた。
ラッド氏は選挙期間中、移民問題についての強硬政策を維持すると公約しながらも、
「太平洋方式」には反対を明言していた。
劣悪な条件エバンズ移民相は、1年以上もナウルに拘留されているビルマ難民を、
できれば月末までにはクイーンズランドに移送したいと表明。
エバンズ氏は語る。
「措置は迅速性を要する。私見で言えば、実際はもっと早い時点ですべきだったと思う。
私たちは彼らの問題の解決に意欲を持って取り組んでいる。」
また、太平洋の島国に拘留されている約80人のスリランカ人のケースについても、
政府はできるだけ早く解決するつもりだ、とも述べた。
難民認定審査を迅速化するため、担当官のチームが日曜(12/9)にそれぞれ現地入りしている。
「太平洋方式」は、オーストラリアに海路で漂着する亡命者数の増加の報告を受け、
抑止策として2001年に導入された。
政府はナウル共和国とパプア・ニューギニアのマヌス島に拘置所を設置し、オーストラリアに向かう
亡命者を乗せた全ての船舶を、そのまま拘置所への移送に振り向けるため、海軍を配備した。
しかし、難民へのこうした移送措置は、劣悪な条件であることが多い拘置所に、
厳重な監視のもとで何ヶ月も拘留される事に繋がるものだ、との人権団体の非難を浴びた。
ナウルの拘置所では拘留者の処遇に抗議するハンストが発生したため、
近年、政府は、抑留者数を減らした。
オーストラリア難民評議会の最高経営責任者、ポール・パワー氏は、
声明の中で労働党の政策変更の動きを歓迎し、次のように述べている。
「この政策(太平洋方式)は失敗だった。なぜなら、
犯罪に関与していない人に多大な心理的
苦痛を負わせ、オーストラリアの人権意識に対する国際的評価も落としたからだ。」
<訳文おわり>
耳がいたいな。
間違いを認めて政策を転換するのはどこの国でも難しい。
オーストラリアでも、そのためには政権交代を待たなければならなかったんだね。
一度決めたら誰も変えようとしない日本は、なおのことだな。。。
衆議院総選挙で自公落として政権交代を!!BBC記事の魚拓取っときました...
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